このページの本文へ

日本IBM、オールインワンデザインのノートPC『ThinkPad 390』を発表

1998年10月15日 00時00分更新

文● 報道局 小林久

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本アイ・ビー・エム(株)は、“オールインワンデザイン”のノートPC『ThinkPad 390』を発表した。

 

ThinkPad 390(70Jモデル)(左)と、同(5AJ、20Jモデル)。外観上の違いは、主にディスプレーの大きさThinkPad 390(70Jモデル)(左)と、同(5AJ、20Jモデル)。外観上の違いは、主にディスプレーの大きさ



 今回発表された『ThinkPad 390』は、CD-ROMドライブ、FDD、HDDの3つのドライブを内蔵した“オールインワンデザイン”のノートパソコン。CPU、ディスプレーなどの違いによって、3モデルが用意される。搭載されるCPUは、ハイエンド向けの『ThinkPad 390 70J』(『2626-70J』も同じ意味。以下70Jなどモデル名のみ示す)がモバイルPentium II-266MHz、ミドルレンジの『5AJ』がモバイルPentium II-233MHz、ローエンドの『20J』がMMX Pentium-233MHz。ディスプレーは、最上位の『70J』がXGA(解像度1024×768ドット)対応の14.1インチTFT液晶ディスプレー(最大1677万色)、下位2機種の『5AJ』と『20J』がSVGA(解像度800×600ドット)対応の12.1インチTFT液晶ディスプレー(同1677万色)となっている。

 標準搭載メモリーは、上位2機種の『70J』と『5AJ』が64MBのSDRAM、下位の『20J』が32MBのSDRAMとなっている。ともにメモリースロットは2基搭載されており、最大で128MB×2枚のメモリーの搭載が可能。HDDはUltra-ATA対応で、容量は『70J』が4.0GB、『5AJ』と『20J』が3.2GBとなっている。

 ビデオチップに米NeoMagic社の『MagicMedia 256AV』を搭載、また、米Altec Lansing社製の3Dサウンドスピーカーを搭載し、マルチメディア関連の機能を強化した。さらに、“プレスセレクト”機能やスクロール機能に対応した“拡張版TrackPoint”を採用し、使いやすさの向上を図ったという。

 拡張性に関しては、“ウルトラベイFX”を新たに搭載しており、標準で最大24倍速のCD-ROMドライブと3.5インチのFDDが付属。同時使用が可能。また、同拡張ベイには、オプションでセカンドバッテリーユニットやセカンドハードディスクユニットが用意されている。また、『ThinkPad 390』は、9月に発表された『ThinkPad 560Z』と『同380Z』対応の『拡張ポート・リプリケーター』の使用が可能で、“Wake on LAN”機能に対応した、10Base-T/100Base-TX対応のEthernetポートなどを追加できる。

 『ThinkPad 390』のサイズは幅315×奥行き255×高さ45.7mm(70Jの高さは46.7mm)で、重さは3.4kg(70Jは3.5kg)。出荷開始はいずれも11月9日。価格は、『70J』が標準価格49万8000円、『5AJ』が33万8000円、『20J』が29万8000円。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン