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トランズパシフィック、日本法人バリュークリックジャパン(株)を設立

1998年10月14日 00時00分更新

文● 報道局 西川ゆずこ

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 トランズパシフィック(有)は、同社が'98年4月から運営してきた“バリュークリック”バナー広告ネットワーク部門を法人化、バリュークリックジャパン(株)を設立すると発表した。代表取締役にはトランズパシフィック社の代表取締役ジョナサン・ヘンドリックセン氏が就任する。

ジョナサン・ヘンドリックセン氏ジョナサン・ヘンドリックセン氏



 資本金は1000万円。そのうち、25パーセントは米バリュークリック社が出資、残りの75パーセントは商社や銀行からの出資が予定されている。初年度の売上は1.5億円を目標とし、'99年後半には米国NASDAQに店頭公開を予定している。

 日本法人設立理由として、「日本特有のサービスに従事してビジネスを展開できる」。また、「年末までには資本金を5000万円に増資したいと考える」と、同社代表取締役のジョナサン・ヘンドリクソン氏は語った。

 さらに、米バリュークリック社が12日(現地時間)、通常のバナー広告と同時に音でもメッセージを伝える“Audio Banner”を開始すると発表したことを受けて、「日本でも、1、2ヵ月以内に“Audio Banner”を提供していきたいと考えている。さらに、音以外の、ほかのマルチメディアオプションを加えて、インターネット広告のあり方を追求していきたい」と、今後のサービス展開について、同氏は続けた。

 トランズパシフィックは、バリュークリック社が提供するクリック保証型バナー広告のシステムを導入、'98年4月から同サービスの運営を行なってきた。現在ニフティ(株)が運営する“NIFTY SERVE”を含め、約500の広告掲載サイトを持つ。

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