ニューヨークのジャビッツ・センターで現地時間の5日、“Fall
Internet World 98”が開幕した。同イベントは、インターネット関連のものとしては世界最大級のもので、5日~9日までの会期中に、米ネットスケープ・コミュニケーションズ社のJ.L.バークスデイル社長、米AT&T社のC.M.アームストロング会長、米オラクル社のL.J.エリソン会長らそうそうたる顔ぶれによる5つの基調講演のほか、各分野の細かいテーマに特化した180ほどのフォーラムやセッションが開催される。これに並行して一般公開も行なわれ、会期後半の7、8、9日には、世界各国から集まった650社がそれぞれの最新製品や技術を披露する。
ジャビッツ・センター前 |
マンハッタンの西側、ハドソン川沿いの場所にあるジャコブ・ジャビッツ・コンベンション・センター。ニューヨークの重要な見本市会場だが、交通の便はよく、ブロードウェイやタイムズスクウェアから歩いて5分の距離にある。
会場内からも摩天楼を望むことができる |
最初の2日はフォーラムやシンポジウムが中心で、大別するとWeb広告、電子取り引き、インターネット・アプリケーション、Webデベロッパーなど、Java、XLMなど、15分野の180近いセミナーやセッションの半分近くを消化した。セキュリティの安全性の向上、効率のよい広告の仕方など、実践的なテーマが多く、アメリカではインターネットが、普及促進の段階を終え、すでにひとつのメディアとして完全に市民権を得ている印象を受けた。写真は、“IBM
AS400 Internet Site”というテーマのフォーラムで、AT&T、IBM、C&Wなど、業界をリードする各社の代表が本音で意見をぶつけあっていた。
“IBM AS400 Internet Site”の各社代表 |
Web人口統計学という題で講演するのは、米ポイントキャスト社のリサ・ジェロウルド副社長(マーケティング担当)。インターネットの広告利用するのはどんな層か、広告はリピーターを重視せよなど、さまざまなサンプルを交えながら、同社のノウハウを披露した。
米ポイントキャスト社のリサ・ジェロウルド副社長 |
7日からの製品展示を目前に、ブースや舞台装置のセットアップが急ピッチで進む。昨年のビジター総数は5万5000人だったが、主催者側は今年は6万人前後を見込んでいる。
展示会場は準備中 |
- Fall Internet World 98ホームページ (Produced by Mecklermedia Corporation)