住友電工システムズ(株)は、米Interactive Pictures社と共同で開発した、360度パノラマ画像の作成・加工が可能なツール『IPIX
Suite(アイピックス・スイート)』を、10月9日に発売する。同ツールは、広角180度の魚眼レンズを2枚装着したデジタルカメラで撮影した画像データを、360度のパノラマ画像として加工して、PCの画面上に表示できるというもの。画像の色調や、つなぎ目なども自動補正されるという。
 | 360度パノラマ画像の作成・加工が可能なツール『IPIX Suite(アイピックス・スイート)』 |
|---|
『IPIX Suite』には画像作成ツール『IPIX Wizard-J』のほか、プレゼンテーションなどの際に画像を制御するための『IPIX-TV
STUDIO』や、画像のハンドリング、プリントアウト機能を備えた『IPIX
Album』などのツールが同梱されている。対応OSはWindows 95/98/NT4.0で、価格は6万8000円。Macintosh版は、近日発売の予定。
また、撮影した画像をブラウザーなどで表示可能なデータ形式(.ipx)に変換するには、ライセンスフィーである“IPIXキー”が画像1枚に付き1つ必要。『IPIX
Suite』にはこのキーが5ライセンス付属する。IPIXキーの価格は1ライセンスで3500円。
なお、9月19日に、(株)ニコンから、あらかじめ『IPIX Wizard-J』を内蔵したデジタルカメラ用レンズが『フィッシュアイコンバータ
FC-E8』(同社『COOLPIX900』用)として発売されている。こちらの価格は3万5000円。
