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マグネシウムノートに対するゲートウェイ2000の解答-SOLO新シリーズ発売-

1998年09月28日 00時00分更新

文● 報道局 原武士

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 日本ゲートウェイ2000(株)は、筐体にマグネシウム合金を採用したA4ノートPC、『Gateway SOLO 3100XL/LS/SE』を発売した。サイズは幅285×奥行き215×高さ31mm。重さは2.2kg。液晶ディスプレーパネルは12.1インチTFT。解像度は800×600ドットで26万色表示。HDDは、XLが4GB、他は2.1GB。ポインティングデバイスにスティック型のEZ Pointを搭載。モデムは56K(V.90/K56flex)を内蔵している。XLはDVD-ROMドライブを搭載しており、その他はCD-ROMドライブを搭載している。

 報道向けの新製品説明会で、ゲートウェイの目指すノートPC開発について垣間見られたのでここで紹介する。

 説明に立ったのは、プロダクトマーケティングポータブル担当マネージャーの山崎裕二氏、エンジニアリングサービス部シニア・プロダクト・エンジニアの松谷光浩氏、マーケティングパブリックリレーションオフィサーの小原亨氏の3人。

マグネシウム合金の鈍い光沢を放つSOLO3100
マグネシウム合金の鈍い光沢を放つSOLO3100



 今回のマシンの開発コンセプトについて、山崎氏は開口一番「ゲートウェイはオールインワンとは何かを考えました」と発言した。

オールインワンとは

山崎「当社では内蔵するドライブ数によって、ノートパソコンを種類分けしました。まず、HDDだけを搭載した“1スピンドルシステム”、最近の薄型ノートのほとんどがこれです。次にHDDとCD-ROMドライブなどふたつのドライブを持つ“2スピンドルシステム”、最後にHDDとCD-ROMドライブ、FDDまたはスーパーディスクを搭載する“3スピンドルシステム”です。1スピンドルではシステムに制限があることが多く、追加でCD-ROMドライブなどを購入しなければならなかったりと、ポータブルノートPCとしては力不足です。そして、2スピンドルは、ポータブルPCとしての必要最小限の機能を持ち、かつ、小型、軽量化を実現したシステムといえます。3スピンドルマシンはまさにオールインワンと呼ぶにふさわしく、ビジネス仕様です。しかし、重い、高いという欠点があります。ゲートウェイでは今まで、2、3スピンドルのマシンを開発してきました。今後もその方針は変えません。そして今回の『SOLO3100』シリーズは2スピンドルA4ポータブルマシンとしてはかなりの薄さと、軽さです。さらにDVD搭載のノートPCの中では最も薄くて軽いと、自信を持って言えます」

背面にはI/Oポートが一通りそろっている
背面にはI/Oポートが一通りそろっている



 SOLO3100と同クラスのスピンドル数とスペックを持つVAIOのA4ノート『PCG-733/A』と比べてみると、VAIOは高さ37.6mm、重さ2.3kgなので、確かにSOLOのほうが薄くて軽い。



なぜマグネシウム合金を使うか

 今回のSOLO3100にはマグネシウム合金の筐体が使用されており、筐体の色は液晶部分が鈍く冷たいシルバーに、ボディは黒と。マグネシウム合金採用の理由を尋ねてみた。

松谷「ノートPCにとって一番大切なのは液晶ディスプレーです。ハイスペックノートこそ、強度が必要であるにも関わらず、マグネシウム合金を使用したものはなく、デザインもカッコよくない。これが一番の理由です。ですから必要に迫られて使ったということです」

SOLOシリーズ初のスティック型デバイス

 SOLOというとポインティングデバイスはタッチパネル型で通してきたのに、なぜ今回はスティック型に変更したのだろうか。

山崎「実はアメリカでSOLO5100のスティック型モデルを実験的に売り出してみたところ、とても好評でしたので、今回はスティックタイプを採用しました。さらに、ポインティングデバイスの高さに気を配りました。上から圧力がかかったときにスティックが液晶にぶつかり、液晶を傷つけてしまうという事例をよく聞きますので、なるべく低くしました。さらにマグネシウムを使用して蓋の上からの圧力も耐えられるように工夫しました」

 サンプル機で触ってみたところ、キーの高さとスティックの高さは同じくらいだった。しかし、言われなければ低いことには気づかない程度で、使い勝手は変わらないように感じられた。

ポインティングデバイス。よく見るとキーボードと同じくらいの高さ。
ポインティングデバイス。よく見るとキーボードと同じくらいの高さ。



19mmのキーピッチ



 キーボードに関しては、キーピッチ19mm、ストローク2.5mm。19mmのキーピッチはデスクトップ機の標準的なキーボードのもの同じサイズである。サンプル機では英語キーボードが使われており、実際に売り出されるものとは違うところも多少あるかもしれないが、デスクトップ機のキーボードを使い慣れている人でも、違和感なく使えそうな印象を受けた。キータッチに関しては、押すたびにガコッという音がするほど硬かった。日本仕様ではキータッチの柔らかいものが使用されるらしい。

山崎「海外ではこれくらい硬いほうが好まれますが、日本仕様ではもう少しキータッチは柔らかくなります。もちろん英語キーボードでの受注もしております」

 同社ではBTO(ビルド・トゥー・オーダー)システムを採用しており、製品構成はユーザーの好みで変更できるようになっている。その基本構成として今回の『SOLO3100XL/LS/SE』が用意されている。

ゲートウェイがDVDタイトルを出す!?

 今回のSOLOの一番の売りは何かとの質問には、

山崎「売りは何といってもDVDドライブ搭載です、DVDは今後とても期待のできるメディアです。11月より大型ビデオレンタル店の一部でもDVDのレンタルが行なわれますし、ゲートウェイとしてもDVDタイトルを発売する予定です」

 ゲートウェイがDVDタイトルを出す!? しかし、どういったジャンルで、どういった内容のものになるかなどは、まだ具体的には決まってないらしい。しかし、今後、DVDに対して力を注いでいくのはたしかのようだ。

松谷「バッテリーは普通の状態で約3時間、DVDを再生し続けた状態で2時間は持ちます。ですからDVDの映画タイトル1本分は安心して鑑賞できます」

オプションのキャリングバッグは4800円 オプションのキャリングバッグは4800円



出たら買うか!? まだら模様ノート

 実は、説明会の間、ずっと気になっていたのだが、ゲートウェイのトレードマークである白黒まだら模様のSOLO3100が1台だけ、さりげなく置いてあったのだ。その答えは、説明会の最後に明らかになった。

山崎「実はこれは、試験的に作ったバージョンでして、もし、ユーザーの要望が高いようであれば売ろうと考えています。もちろん価格は同じで、限定販売になる可能性が強いですね。ちなみに社内での評価は半々といった感じでした。皆さんの評価をぜひ、聞かせてください」

 その場に集まった記者たちの評価もまた、見事に半分くらいに分かれた。

幻となるのか? 牛柄ノート
幻となるのか? 牛柄ノート



使い勝手などはテストレポートで

 なお、“使い勝手”などはテストレポートで紹介する予定である。

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