(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、7月28日、29日の2日間、夏休みセミナー“著作権てなに?
パソコンで学ぼう”を開催した。
テレビアニメなどで子供たちにも身近なゲゲゲの鬼太郎の“コピー妖怪対鬼太郎”のビデオ上映会でスタート。子供たちに不正商品とは何かを知ってもらい、知的財産権を守る重要性を理解してもらうために作成したビデオを上映。人間の精気を吸う妖怪輪入道とねずみ男が協力してコピー商品を売り、被害者が続出、そこで鬼太郎が立ち上がり対決するというストーリーで、子供たちも飽きずに鑑賞できたようだ。上映後には、実際にゲームソフトなどのコピー製品を子どもたちに紹介しながら、コピー製品を購入しないように、見つけた際にはACCSにまで連絡するように呼びかけた。
その後、著作権の基礎知識を身につけた子供たちが、パソコンを使って、“著作権○×クイズ”に挑戦。クイズの問題は、「著作権は、つくった人(著作者)が死んだときに、なくなる」、「ガチャガチャは安いから、ギンガマンやピカチュウなどを勝手に使ってもよい」など、大人でも間違いそうな問題も見受けられたが、子供たちはゲーム感覚で夢中になっているようだった。
イベントの最後を飾る“勝ち抜きコンピューターゲーム大会”では、ニンテンドウ64が賞品とあって、子供たちは本領を発揮。このイベントに参加した子供たちの多くは、学校でコンピューターとインターネットを導入しているため、コンピューターの操作には慣れている様子だった。
最後のゲーム大会の表彰式では、ゲーム大会で使用したゲームも著作物である、という説明がなされるなど、著作権に対する理解を深める努力がなされていたのが印象的だった。子供たちも、著作権についての理解を深めて帰途についたのではないだろうか。
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ACCS著作権ホットライン:TEL.03-5976-5178