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TODAY'S NON-STOP NEWS vol.6

1998年07月21日 00時00分更新

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●NTTインターナショナル、ADSL装置に関するセミナーを実施

 NTTインターナショナル(株)は本日、“第1回ADSLアクセス多重化装置テクニカルセミナー”を開催した。同社はイスラエルのOrckit Communications社が開発したADSL(*1)装置『FastInternet』(電話局用モデム、ユーザー用モデムなどからなる)の国内における販売総代理店を務めており、今年初めから同製品の販売を始めている。セミナーでは、Orckit社のYaniv Garty(ヤニブ・ガーティー)氏が『FastInternet』について解説。既存の電話回線を利用して、下り方向に最大8Mbps、上り方向に最大768Kbpsのデータ通信が可能になると述べた。また、NTTが現在行なっているxDSLフィールド実験にも利用されており、動作に問題はないと判断されているという。さらに同社では、HDSL(*2)モデムやVDSL(*3)モデムの次世代機種も今年末から来年にかけてリリースする意向を明らかにした。
・NTTインターナショナル
  http://www.ntti.co.jp/
・Orckit Communications
  http://www.orckit.com/

 

Yaniv Garty氏(左)とADSLモデム(右) Yaniv Garty氏(左)とADSLモデム(右)


*1:Asymmetric Digital Subscriber Line。DSLは既存の電話回線を使って高速データ通信が行なえる技術。ADSLは、電話局とユーザーとの間のデータ通信速度が上りと下りで非対称なDSL。
*2:High bit-rate Digital Subscriber Line。2対以上の電話回線を使って高速データ通信を行なう。上りと下りでデータ通信速度は対称。
*3:Very high speed Digital Subscriber Line。接続距離を短くする代わりに、データ転送速度を50Mbps程度まで高速化したDSL。

●JPCが定例セミナーで、文字のコード化に関する講演を行なう

 JPC(Japan Pubrishing Consortium)が15日、定例セミナーを開催した。コピーライターの直井靖氏、校正者の小池和夫氏 を招いて講演が行なわれた。直井氏は、もの書きとしての立場から文字のコード化に関心を持ち、現在に至ったという。文字コードに関する基礎的な知識を解説し、形が似た漢字の同一コードへの統合など、コード化が抱える現状の問題点を指摘した。また、小池氏は、日常ほとんど使用しない漢字にまでコードをあてて収録数を増やすことだけが、文字コードの目的ではないという考えを示し、もっと少ない(例えば5000字程度)のコードを策定し、インターネットを通じて海外に漢字文化を広めていくような方向も探るべきだ、と語った。また、講演後、両氏を囲んでの意見交換会も開かれた。
http://www.mdn.co.jp/JPC/index.htm

●キャリアライブラリー、SOHOシステム構築支援商品『きゃりぶるキット』を発売

 (株)キャリアライブラリーは、SOHOシステム構築支援商品『きゃりぶるキット』を発売した。女性企業家やインターネット初心者を対象とした商品。パックに含まれるのは、米ゲートウェイ2000社製のコンピューター『GP6シリーズ』(Windows 98搭載)1式、NEC製TAの設置や接続のほか、NTTのISDN回線やインターネットサービスの取り次ぎ、ならびに機器の設置からインターネットの設定なども行なうという。発売は7月25日。販売地区は関西地区。価格は22万2200円から。
http://www.calib.ne.jp/

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