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EXPO COMM WIRELESS JAPAN 98(国際ワイヤレス/モバイルソリューション展)開催

1998年07月10日 00時00分更新

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 “EXPO COMM WIRELESS JAPAN 98(国際ワイヤレス/モバイルソリューション展)”が7月8日から7月10日の3日間、幕張メッセにて開催された。今回注目を集めていたのが、NTT移動通信網(株)を中心に大手メーカーが参加している次世代移動通信ソリューション『W-CDMA』。このシステムにより、携帯電話の広帯域でのサービスが実現となる。「高速データ通信も2000年末には128Kbpsから最大384Kbpsまでに通信速度を上げたい」 と同社関係者は意欲を見せていた。サービスの開始は2001年になる。

 一方、同じ次世代移動通信ソリューションを手掛ける第二電電(株)は、'98年7月14日に、関西セルラー電話(株)、九州セルラー電話(株)、沖縄セルラー電話(株)で、『cdmaOne』のサービスを開始する。データ通信速度は、従来の9.6Kbpsから14.4Kbpsまで上がる。将来はISDNと同等の64Kbpsを目指し、また2002年のワールドカップ開催時には日韓両国で使用できるように準備を進める方針という。『W-CDMA』が実験段階なのに対し『cdmaOne』は、ひと足速く実際にサービスを受けられる。料金設定は月額基本料金で100円から200円高くなるが、通話料はデジタル電話料と同じである 。



  開発が進められていたイリジウム携帯電話は、これまで不可能だった山岳部や海上、国境を超えた海外にまで通話エリアを拡大できる。具体的なサービス、販売は'98年9月23日に日本イリジウム(株)が開始する。今後は、音声のほかにFAXやデータ通信にも対応する予定だ。料金は世界利用プランが加入料1万円で月額基本料金は50ドル。日本国内でイリジウム携帯電話を使用し一般加入電話に掛けた場合、1分間あたり1.64ドル。米国で同製品を使用し、一般加入電話に掛けた場合は1分あたり4.39ドルという設定になっている。イリジウム端末の価格は(イリジウムステーションのみ)37万円から予約受付中。(報道局 降旗 敦子)

http://www.ejkrause.com/expocomm/asia/japanwireless98.htm

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