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TSMC、日本法人を設立

1998年07月10日 00時00分更新

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 台湾の半導体メーカー、TSMC(Taiwan Semiconductor Manufactaring Company)は、同社の全額出資の日本法人、ティーエスエムシージャパン(株)を横浜市みなとみらいに設立した。資本金は3000万円。代表取締役社長には小野寺誠氏が就任する。小野寺氏は半導体製造装置の製造を行なう、米のApplied Materials社の日本法人アプライド マテリアルズ ジャパン(株)において‘97年までCVD(Chemical Vapor Deposition)装置のシニアマーケティングエンジニアを担当した。

小野寺誠ティーエスエムシージャパン代表取締役社長小野寺誠ティーエスエムシージャパン代表取締役社長



 TSMCは自社ブランドの製品を持たず、半導体製品の製造のみを引き受ける半導体製造メーカー(ファウンダリー)。顧客が設計した半導体製品のデータテープやマスクデータから、ウエハーの製造、検査、パッケージングといった生産業務の受託を行なっている。

 顧客にとっては、膨大な費用がかかる半導体工場を持つ必要がなく、最新の製造技術による製品の生産が可能になり、TSMCは製造に集中することで、効率の高い投資が行なえ、最新の製造技術が維持できるという。

 日本法人を設立したのは、'97年ごろから日本のメーカーとの取引が拡大したことから、日本においてのさらなる販売拡大と技術面、セールス面でのサポートの充実、マーケティング業務を行なう目的であるという。設立当初は10人で業務を開始する。(報道局 植草健次郎)

http://www.tsmc.com.tw/

問い合わせ先:TEL.045-682-0670

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