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“組み込みシステム開発技術展”など3イベント、東京ビッグサイトで開幕

1998年07月08日 00時00分更新

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 リード エグジビション ジャパン(株)主催の“第1回 組み込みシステム開発技術展”、“第7回 ソフトウェア開発環境展”、“第3回 データウェアハウスEXPO'98”の3イベントが、東京ビッグサイトで開幕、10日まで開催される。

●組み込みシステム開発技術展

ラディシス(株)がPentiumにWindowsCEを搭載した組み込み用のPCボードを参考出品



 同製品は、CPUがPentium-166MHzで、32MBのメモリーを搭載。ハードディスクはなく、アプリケーション用には8MBのフラッシュメモリー使用しているが、WindowsCE用のアプリケーションは支障なく動作している。同社では、「あくまでも参考出品だが、注文があれば受注に応じる」としており、その場合は、「数百枚単位で価格は100万円前後になる」という。

(株)アプリックスは、OSにJTronを採用した携帯情報端末『BossaNova』を参考出品



 JTronとは、“Java in iTron”の略で、OSのTronを家電用製品の組み込み用向けに改良したiTron(アイトロン)上で動作するJavaのこと。『BossaNova』は、ハードを(株)PFUが開発し、アプリックスがJTronで搭載ソフトを開発する。家電製品一般の汎用リモコンとして使用できるほか、赤外線のポートを使用してデータをダウンロードして情報端末としても使用できるという。発売時期、価格は未定。

(株)ロッキーがPentiumIIを搭載した“シングルボード・コンピュータ”を展示



 “シングルボード・コンピュータ”は、1枚のボードに、CPUやメモリー、チップセット、そしてインターフェースなどを搭載し最適化したもの。(株)ロッキーが出展していたカナダのTeknor社製の『PCI-942』は、PentiumIIとCPUクーラーを横に搭載した製品で、会場でも注目を集めていた。すでに発売中で、PentiumII-333MHzを搭載した製品の価格は50万円前後という。

●第7回 ソフトウェア開発環境展

2000年問題対応支援ツールを各社が展示

 新日鉄情報通信システム(株)が、2000年問題対応支援ソフト『SOFTAUDIT』などを展示、各社も関連ソフトを出展していた。

日揮情報システム(株)が、VisualBasicを100% Pure Javaに変換するソフトを展示

 米TV Objects社が開発した『Applet Designer』を展示していた。同種のソフトは、米国では5製品ほどあるが、日本語の製品は、日揮情報システムが8月に発売する製品のみという。価格は19万8000円の予定。

●第3回 データウェアハウスEXPO'98

三菱電機(株)が、高速の検索を可能とする『DIAPRISM』を展示





 WindowsNTサーバーに搭載することで、高速のデータ検索を可能とするデータプロセッサーを展示。100万件のデータの検索を2秒で行なえ、従来製品よりも50倍検索スピードが向上しているという。『Excel』や『VisualBasic』など、WindowsNT上で動作するアプリケーションに対応している。

三井物産(株)が、100% Pure Javaの意思決定支援ツール『SpaceSQL』を展示



 給与体系や人事のシステムなどを、既存のデータを基に解析し、最適な状態を提示するシステム。100% Pure Javaで記述されており、Webベースで使用可能。

(報道局 篠田友美、佐藤和彦)

http://www.reedexpo.co.jp/

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