幕張メッセで開催中の“WINDOWS WORLD Expo/Tokyo98”の初日は、同時開催の“Computer
Telephony World Expo/Tokyo'98”とあわせて5万7948人が来場した。2日目の今日も、初日と同じくらいの客がつめかけ、Windows98やモバイルPCを展示したブースに大勢の観客が詰めかけていた。
今回は、併催された“Cyber Venture Expo98”も含めて、周辺機器やソフトの新製品などをレポートする。
日本AMD(株)が、Super7対応(100MHz)のマザーボードを展示
AladinVとMVP3チップを搭載したマザーボードを、20種類以上展示。
台湾のDTK Computar社が、ノートPCの自作キットを展示"DIY"
CPUとハードディスクは別売りで、カラー液晶、バッテリー、16MBのメモリー、20倍速CD-ROMドライブ、外付けFDDなどがセットで、価格21万5000円から。
SMK(株)が、USB対応のワイヤレスマウスを展示
USB接続方式の赤外線によるワイヤレスマウス。Windows98のみ対応。10月発売予定で、価格は8000円程度になる見通し。
メガソフト(株)が、『MIFES for Windows Ver.5.0』を発売へ
Windows95/98/NT3.51以上に対応。発売は10月、価格は2万8000円を予定。メディア ポリス(株)が、パソコンのデータをスクラップするソフト『Think Book』を発売
パソコンのテキスト・データをスクラップするソフト『Think Book』。Webなどに表示されたテキストデータを範囲指定して、右下隅のランチャーにドロップすれば、ファイル名やキーワード、データの重要度を指定して、スクラップできる。現在、同社のホームページ(http://www.mediapolice.com/)で無償ダウンロードできる。画像などもスクラップできる正式版は、9月ごろシェアウェアとして、3000円ぐらいで発売する予定。(株)国際情報科学研究所が、メールソフトに暗号化機能を加えるソフト『カオスリモコンVer.1.0』を出展
17種類の電子メールソフトに、公開鍵方式で暗号化機能を搭載させるソフト。同社が開発した“GCCカオス理論”に基づいた暗号化機能が採用されている。“GCCカオス理論”は、1000万円の懸賞をかけて、攻略者を求めていたが、'97年末までの2年間1人も攻略した人はいなかったという。同ソフトは、同社のホームページ(http://www.iisi.co.jp/)で無償ダウンロードできる。(株)ナラコムが、NARACODEキーボードを展示
NARACODEという配列で、かな入力ができるキーボード。日本語の使用頻度からキーを設計したので、“ちょう”とワンキーで入力するためのキーも搭載している。Windows95のみ対応、価格2万4800円。
(有)エイ・エス・インタラクティブが、『Piccolo Mouse』と『WoodWind
Keyboard』を展示
楽器演奏をヒントに、指の関節運動に立ち返り開発したマウスとキーボード。『Piccolo
Mouse(ピッコロ・マウス)』(写真は左利き用)は、11月発売予定で価格は1万5~6000円となる見通し。『WoodWind
Keyboard』は、'99年3月をメドに発売したい、としている。
(報道局 篠田友美、佐藤和彦)