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小学館、ドラえもんのオンライン学習システムを発表

1998年06月24日 00時00分更新

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 (株)小学館は、小学生向けオンライン学習システム“ドラネット”を開発、10月下旬にCD-ROM教材の販売およびインターネットでの有償サービスを開始する。

 ドラネットは、人気キャラクター“ドラえもん”が案内役を務める学習システム。教科別選択システムで、主に小学3、4年生から6年生までが対象。子どもの学習進度に応じて飛び級ができるほか、苦手なポイントにさかのぼって学習できる個別対応カリキュラムとなっている。また、学校の教科書に対応し、どの教科書の何ページという形式で学習可能。

 同社は、“子どもたちが自ら考え自ら学習するようにする”という理念を基に、ドラネットの4つの基本構想として、“基礎学力を伸ばす”、“ひとりひとりの長所短所に対応できるカリキュラムおよび個人サポート”、“遊びながら学ぶ”、“国際的に通用する英語を身につける”を挙げている。

 教科は英語、算数、漢字、作文・読解の4教科。教材はCD-ROMに収録しており、オンラインに接続せずCD-ROMだけでの学習も可能。



 ドラネット会員は、学習成績情報や個人別学力グレードアップ・プログラミングなど、個人別のアドバイスコメントやグラフが随時確認できる。個別カウンセリングを受けられる相談室なども用意されている。



 また、会員制ホームページや、メール/チャットサービス、オンライン対戦ゲームなど、子どもがインターネットを楽しめるようになっている。学習すると“ドラー”を獲得でき、たまったドラーに応じてプレゼントがもらえるほか、ドラーを利用してゲームで遊ぶこともできる。

 CD-ROM教材は、英語『ドラえもん コミュニカティブ イングリッシュ・クラブ リスニングコース(上)』(指導:三枝幸夫早稲田大学教授)、算数『算数ミラクルマスタークラブ』(講師:秋山仁東海大学教授)、漢字『漢字1945完全読みこなしクラブ』(講師:加納喜光茨城大学教授)が10月下旬発売。作文・読解(宮川俊彦国語作文教育研究所所長)は'98年2月に、英語リスニングコース(下)は'98年4月に発売予定。英語は以降、コミュニケーションコース、アクティビティコースを予定している。価格は各1万2000円

 ドラネット会費は、1教科月額2000円、2教科以上は1教科プラスごとに月額1000円。なお、7月中旬にBIGLOBE内でプロモーション用のドラネット無料ホームページをオープンする。



 小学館の野口晴男専務取締役は、「ドラネットは子どもたちが自主的に楽しく、個人の能力に合わせて学習できるシステム。2002年から小学校が週5日制になり3割の教育内容が削減され、カリキュラムの変更が行なわれるが、ドラネットはこの変更内容にも沿ったものとなっている。また、このカリキュラム変更により、総合学習の時間などに小学校でも英語が取り入れられるだろう。われわれは21世紀のデジタルネットワーク社会に向けてドラネットをスタートする。家庭でのバーチャルスクールを確立したい」としている。(報道局 桑本美鈴)

<CD-ROM教材必要システム>
対応OS:Windows95/98
CPU:Pentium-100MHz以上
メモリー:32MB以上(64MB以上推奨)
HDD空き容量:30MB以上

http://www.shogakukan.co.jp/

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