(株)メディアカイトは、米Softlink社が開発したボイス電子メールソフト『WITH
VOICE』と『同 Multi』を7月17日に発売する。
『WITH VOICE』は、現在使用しているメールソフトにボイス送信機能を加えるもの。簡単な操作で、キーボードに慣れ親しんでいない人でも簡単にボイスメールを送信できるという。また、再生用ソフトを同時に送信することも可能。受信側のコンピューターにインストールすればボイスメールを聞くことができる。
さらに、米Softlink社独自の圧縮技術を用い、他の圧縮ソフトと比較して約3分の1まで、自動的にボイスメールを圧縮する。約1分間のボイスを送信側が28.8Kbpsモデムを使用した場合にかかる送信時間はおよそ40秒という。対応メールソフトは、『EUDORA』、『Microsoft
Exchange』、『Outlook』、『Netscape Navigator』、『Internet Explorer』、『NIFTY
MANAGER』、『AOL』など主要なメーラー。対応OSはWindows 95/98。価格は専用マイクロホン付きで4800円。
『同 Multi』は、音声送信機能のほか写真や絵の送信機能を加えたもの。“ホワイトボード”を用いて、写真データを取り込んだり、テキストや絵を加えたり、画面に“声”を加えたり、声に合わせてポインターを動かしたり複数の機能を盛り込んでいるソフトである。これにより、メールでプレゼンテーションを行なうことも可能。価格は専用マイクロホン付きで9800円。
米Softlink社プレジデントのジョンソン・リー(Johnson Lee)氏は「昨年の12月発売以来、米国では両ソフト合わせて45万本出荷した」と語った。また、「その内訳は『WITH
VOICE』、『WITH VOICE Multi』が半々。『WITH VOICE Multi』はビジネスプレゼンテーションの目的で使用されているようだ。日本での本年度の販売目標は10万本」と(株)メディアカイト代表取締役の飼沼憲泰氏は意気込みを述べた。(報道局
西川ゆずこ)
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