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ディ・ストーム、『LightWave 3D Ver5.6』と『AURA ver1.0/J』を発売

1998年06月19日 00時00分更新

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 (株)ディ・ストームは、米NewTek社の3D作成ソフト『LightWave 3D Ver5.6』のIntel/98版、DEC Alpha版、PowerMac版を7月7日(予定)に発売する。SGI版は'98年夏の発売を予定している。価格はいずれも28万8000円。なお、『同5.5』から『同5.6』へのアップグレードキットは、同社ホームページからは無償でダウンロードできる。アップグレードCD-ROMは3500円(マニュアル付き)。

 新機能として、泡や液体を生成できる“HyperVoxelsプラグイン”、雪、錆、水面を生成できる“NaturalShaderプラグイン”、“SkyTracer”の高速・拡張版“SkyTracerDoublerプラグイン”、表面に対してボリューマティックに影や反射、屈折を反映できる“SteamyShaderプラグイン”、反射や屈折を角度で変化させられる“FreshnelShader”プラグイン、虹色を表現できる“カラースペクトラム”プラグイン、オブジェクトが震えるような効果を加える“Joltモーションプラグイン”、QuickTime 3.0ムービーを保存するプラグインなどが加わる。そのほか、同製品のイメージフィルターとして『Adobe Photoshop』のプラグインが利用可能になった。また、8CPUまでのマルチスレッドレンダリング、DirectX(Window95上のみ)を新しくサポート、『RenderGL 3.0』に対応する。さらに、カメラ間隔を設定して立体視用ステレオスコーピング機能が加わる。

 また、同社は新しく米NewTek社の2Dアニメーションペイントソフト『AURA Ver1.0/E』(英語版)を6月下旬から7月下旬に発売する。『AURA Ver1.0/J』(日本語マニュアル付き)は9月中旬の発売を予定している。価格は『同/E』が11万8000円、『同/J』が12万8000円。対応OSはWindow95/NT4.0。プログラムはマルチスレッド化されているため、複数のCPUを搭載したマシンでも能力を発揮するという。同ソフトは、「PhotoshopでもDirectorでもPainterでもない、新しいソフト』と同社技術担当者はいう。同ソフトや『LightWave 3D』などで作成したアニメーションやビデオカメラなどで撮影した実写映像を、動くブラシとして使用することができるという。複数のアニメーションツールを装備し、約35種類の画像フィルターに加え、『Adobe Photoshop』のフィルタープラグインが利用可能。作成できるレイヤーは無制限という。

 「これからも、『LightWave』ユーザーに製品、サポートを提供し、さらには日本産のプラグインも提供していきたい。また、2Dアニメーションペイントソフト『AURA』という新しい分野のソフトで新しい市場を開拓したい」と同社代表取締役社長 坂井常雄氏は語った。(報道局 西川ゆずこ)

http://www.dstorm.co.jp/

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