このページの本文へ

ローランド、USB対応のデジタルオーディオ&MIDIインターフェースなど3製品を発売

1998年06月12日 00時00分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷


 ローランド(株)は、USB対応のデジタルオーディオ&MIDIインターフェース『UA-100』、MIDIインターフェース『S-MPU64』を7月に、ステレオモニタースピーカー『MA-150U』を8月に発売する。予定価格は、UA-100が4万9900円、S-MPU64が2万7000円、MA-150Uが2万3800円。各製品の発売は、Windows98日本語版出荷後となる。



 UA-100(愛称:オーディオ・キャンバス)は、USB採用のデジタルオーディオ機器で、デジタル録音/再生機能を搭載。デジタルアナログ変換処理は20bitで、DirectSoundに対応する。MDなどにデジタルレベルで録音することも可能。また、DSP(Digital Signal Processor)によるエフェクターを内蔵、2ポート(IN×2、OUT×2)のMIDIインターフェースを搭載する。サイズは幅218×奥行き250×高さ46mm、重量は1.3kg。



 S-MPU64は、USB採用のMIDIインターフェース。独立4系統64チャンネルのMIDI入出力を装備。MIDI各入出力ポートにLEDインジケーターを搭載する。サイズは幅218×奥行き100×高さ46mm。1Uハーフラックサイズで1Uラックマウントも可能。重量は0.7kg。



 MA-150Uは、USB採用のPC用ステレオモニタースピーカー。定格出力は15W+15Wで、デジタルアナログコンバーターを搭載する。左右各キャビネットにパワーアンプと電源回路を内蔵するほか、同製品からPCのアプリケーションの音量コントロールが可能。独立して音量調節可能な2系統のライン入力端子を装備する。



 発表会場にて同社檀克義社長は「USBは楽器業界にとってすばらしい規格であり、USBによって低価格で高機能な製品を提供できる」としている。

 また、同会場にはインテル(株)、マイクロソフト(株)、アップルコンピュータ(株)の代表者も同席し、「今年出荷のデスクトップPCおよび一部のノートPCはUSBに対応している。USB製品は今後画期的に伸びるだろう」(インテルマーケティング本部栂野氏)、「USBにより、Windows98の開発コンセプトである“簡単、シンプル”が大幅に改善された。DorectSound対応によりゲームも楽しめる」(マイクロソフトビジネスシステム統括部江端氏)、「iMacはUSB搭載。今後の製品もUSBに切り替えていく予定。今回発表の製品には間に合わなかったが、早急に対応していきたい」(アップルコンピュータ事業推進本部渡辺氏)とそれぞれコメントを寄せた。

 さらに同社は、GS音源フォーマットの普及について説明。Windows98に“Microsoft GS Software Wavetable Synthesizer”を標準搭載すると発表し、将来はDirectMusic(DirectX6.0の機能のひとつ)に対応したいとしている。(報道局 桑本美鈴)

http://www.rolandcorp.com/japan/

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン