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ソフトボート、Java総合開発ソフト『SuperCede 2.0J』を発売

1998年06月08日 00時00分更新

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 (株)ソフトボートは、米SuperCede社と国内における総販売代理店契約を結び、同社のJava総合開発ソフト『SuperCede』シリーズの最新版『SuperCede 2.0J』を7月10日に発売すると発表した。両社は、イントラネットなどの企業内情報システムで動作するアプリケーションの開発分野やPCサーバーメーカーへのOEM供給などを中心に、同製品を販売していくという。



 『SuperCede 2.0J』は、Javaの規格であるJDK1.1に準拠した統合開発環境で、Javaで開発したソフトをコンポーネントとして再利用可能なJavaBeansにも対応している。データベースへアクセス可能なアプリケーションの開発ができる。『スタンダード版』と『プロフェッショナル版』があり、スタンダード版は、コンパイラーやデバッガーなど標準的な機能が含まれている。

 プロフェッショナル版は、スタンダード版の機能のほかに、Intel x86 CPUで実行可能なネイティブコード(EXEおよびDLLファイル)の作成機能などが追加されている。また、C++で書かれたソースコードのコンパイルやActiveXコンポーネントの読み込みが可能で、統合的なアプリケーション開発をサポートしている。日本語版へのローカライズは、日本電気(株)が行なっており、日本電気はプロフェッショナル版をOEM製品として販売するという。

 対応OSは、Windows95/NT4.0。価格は、スタンダード版が1万2800円。プロフェッショナル版は19万8000円。(株)シマンテックの『Visual Cafe』など他社製のJava開発環境から乗り換える場合、スタンダード版を8800円で購入できる。



 なお、現在β版が公開中で、今年中にも正式版が米サン・マイクロシステムズ社のサイトで公開予定のJavaの新しい規格、JDK1.2への対応について、SuperCede社営業担当副社長テリー・ミラー(Terry Miller)氏は、「JDK1.2は9月にリリースされる予定だが、予定どおりならば、今年中にはJDK1.2に対応した『SuperCede 3.0』がリリースできるだろう」と語り、すばやい対応を行なうことを約束した。なお、日本語版の発売は、英語版の3ヵ月ほど後になるという。(報道局 中山実)

http://www.softboat.co.jp/whatsnew/supercede.html

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