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コンパック、WindowsCE2.0搭載のハンドヘルドPCを発売

1998年06月04日 00時00分更新

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 コンパックコンピュータ(株)は、WindowsCE2.0を搭載した、ハンドヘルドPCを発売した。出荷開始は7月上旬。『Cシリーズ 2010c(カラーモデル)』と『Cシリーズ 810(モノクロモデル)』がある。CPUは、米MIPS Technologies社のR3900互換の64bitプロセッサー(75MHz)。記者発表の会場で展示していた『Cシリーズ』には、東芝製のCPUを搭載していたが、実際に出荷されるものはこの限りではないという。

 IrDA1.0準拠の赤外線ポート、最高33.6Kbpsのソフトウェアモデム、PCMCIA TypeIIのPCカードスロットをひとつ装備している。640×240ドットのタッチパネル式液晶ディスプレーを採用。

 カラーモデルで、重さ約540g。モノクロモデルで、約450g。サイズが、幅186×奥行き100×高さ41mm(カラーモデル)と他社のCEマシンと比べて、小型および軽量化を実現している。

 データのセキュリティー機能として、通常のパワーオンパスワード(最大8文字)のほか、システム管理者によるパスワード(最大40文字)の設定が可能。また、バックアップ機能として、内蔵フラッシュメモリー(256KB)へのデータ自動バックアップ機能やPCカードへのフルバックアップ機能を搭載している。

 付属ソフトとして、『Microsoft Pocket Word』や『Microsoft Pocket Excel』などのアプリケーションをROMで内蔵しているほか、インクリメントP(株)の『駅らく極楽 東京地下鉄地図 for Windows CE』や(株)ランワールドの『トラベルナビゲータ for CE』といったアプリケーションがCD-ROMで付属する。

『Cシリーズ 2010c(カラーモデル)』



 STNカラー液晶ディスプレー(2段階バックライト付き)を採用し、解像度は、640×240ドット、256色表示が可能。メモリーは20MB(最大32MB)のEDOを搭載。付属のカラー用ニッケル水素バッテリーパックを利用して約3時間の使用が可能。また、8月に発売予定のオプションバッテリーを利用することで約8時間の使用が可能。サイズは、幅186×奥行き100×高さ41mm。重さは約540g。価格は12万円。

●『Cシリーズ 810(モノクロモデル)』



 4階調モノクロ液晶ディスプレー(2段階バックライト付き)を採用し、解像度は640×240ドット。メモリーは、8MB(最大20MB)のEDOを搭載。単3アルカリ電池2本で約20時間の使用が可能。単3アルカリ電池の替わりに、別売りのモノクロ用ニッケル水素バッテリーパックを利用して、約16時間の利用が可能。サイズは、幅186×奥行き100×高さ34mm。重さは約450g。価格は9万2000円。(報道局 中山実)

http://www.compaq.co.jp/products/handhelds/index.html

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