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【NetWorld+Interop 98 Tokyo】“NetWorld+Interop 98 Tokyo”が開幕

1998年06月03日 00時00分更新

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 ソフトバンク(株)が運営するNetWorld+Interop 98 Tokyo実行委員会主催による“NetWorld+Interop 98 Tokyo”が幕張メッセで開幕、5日まで開催される。ネットワーク関連のハード、ソフトを中心に305社(国内274、海外31)が出展。70を超える新製品も発表された。

 同イベントでは、各ブースをGbit Ethernetで結び、各ハード、ソフトのInterOperability(相互接続性)の検証も行なっている。また、開催期間中は、Gbit Ethernet対応のインターネット放送局“WTV-Interop”(http://wtv.jp.psi.net/)が、会場の模様の中継を行なっている(視聴するには、『Real Player』、『VDO Live』などが必要)。

 



●(株)理経が、4芯の電話線で家庭内LANを構築する『HomeRun』シリーズを展示



 4芯の電話線を使って1.3MbpsのEthernet環境が構築できる『HomeRun』シリーズは、10BASE-Tポート、電話線用の入力ポートと出力ポートを各1基ずつ搭載。パソコンとの接続は10BASE-Tで行ない、家庭内LANの構築には、電話線を使用する。据え置き型の『HR1300-Adapter』と、PCIバス対応の『HR1300-ISA/PCI』の2製品があり、価格は200ドル前後という。アメリカのPCメーカーが、『HR1300-ISA/PCI』搭載のパソコンを、この夏にも発売する予定という。

●(株)マクニカが、無線LAN用のアクセスポイントとPCカードを展示



 無線LANを構築するために、Ethernetに接続するためのアクセスポイント『MAP0002S』(サンプル価格16万8000円)と、PCカード『TKW0001M』(サンプル価格5万9800円)を展示。データ転送速度は1Mbpsと2Mbpsで、最大転送距離は室内50m。OEMのみの出荷。

●アイ・ピー・エスジャパン(株)が、USBポート搭載のPCをEthernetに接続するアダプターを発表

 USBポート搭載のPCを10BASE-Tに接続させるための米Peracom(ペラコム)社製のアダプター“Ethernet Adapter”を発表。出展を予定していたが、製品が間に合わず展示はされていない。今夏発売予定で価格は3万円弱。

●(株)パシフィックイメージコミニケーションズが、FAXや留守番電話へのメッセージを、電子メールに添付して送信するソフトを展示



 FAXや留守番電話へのメッセージを、TIFF形式やWAVE形式のファイルに変換し、電子メールに添付して送信するサーバー用ソフト『Super Voice Communications Server』を展示。アナログ4回線に対応している。今夏発売で、価格は9万8000円。

●スリーコム ジャパン(株)が、『PalmIII』を展示



 6月8日発売を予定していたが、品薄のために7月上旬に延期された『PalmIII』。価格は5万9800円だが、英語版を日本語化するために、秋葉原のIkeショップなどで売られている日本語化ソフト『J.OS Pro2.0』(価格9800円)が必要。

(報道局 佐藤和彦)

http://www.sbforums.co.jp/interop.htm

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