トレンドマイクロ(株)は、同社やソフトバンク(株)などで運営するコンピューターウイルス対策の啓蒙を目的とした任意団体“ワクチンバンク”加盟の主要システムインテグレータ(SI)と共同で、WindowsNT4.0対応『Trend
Virus Control System ver1.0 日本語版』(以下:TrendVCS)を利用した企業向け統合ウイルス対策リモートメンテナンスサービスを8月下旬に開始する。
同サービスは、TrendVCSのリモート管理機能やログ収集機能を利用して、企業ネットワークのウイルス対策におけるリモート保守サービスを、インターネットまたは専用線経由で行なうというもの。
従来のSIサービスは、ウイルス対策製品の導入やアップデートを提供するのみで、実際の運用や保守に関しては顧客まかせであったのに対し、同サービスは、ネットワークをWebベースで一元管理し、パターンファイルの自動配信やリアルタイムでのネットワーク内のウイルス監視、毎月の診断レポート、緊急時のオンサイト、ネットミーティングを使ってのサポートなどを行なう。
Trend VCSは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)にインストールされたすべてのウイルス対策プログラムの完全なコントロールを、アドミニストレータに提供する管理ツール。アドミニストレータがWebブラウザーを通して、プラットフォームを越えたウイルス対策機能の設定、監視、およびメンテナンスを行なえる。Trend
VCSは、同サービス用のツールとして提供される。
同社は、ウイルス対策は、対策製品を提供するだけでなく、対策サービスを提供することが重要であるとし、同サービスにより企業のウイルス対策/管理方法を改善し、簡略化できるとしている。サービス価格はSIによって異なるが、目安として1サーバーあたり5万円程度になるという。正式価格は後日SIによって発表される予定。(報道局 桑本美鈴)
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