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コダック、160万画素/109万画素のデジタルカメラ2機種を発売

1998年06月01日 00時00分更新

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 コダック(株)は、160万画素のCCDを採用した『コダック デジタル サイエンス DC260 Zoom デジタルカメラ』と、109万画素のCCDを搭載した『コダック デジタル サイエンス DC220 Zoom デジタルカメラ』の2機種を6月26日に発売する。

 



 両製品とも、USBに対応。また、CPUには、機能と処理速度の向上のため、米モトローラ社の組み込み用MPU『Motorola PowerPC 800』シリーズプロセッサーを採用している。

 新機能として両製品に採用されたのが、米FlashPoint Technology社の“Digita”OS(基本ソフト)。“Digita”は、これまで画像撮影や印刷といった範囲でしかなかったユーザー機能を、さらにコンピューターで処理していた機能領域にまで拡張するものだ。両製品では、画像の撮影、音声と文字による画像メモの書き込み、画像の保存、アルバム整理、共有といった処理を、すべてカメラ本体から行なえるという。また、アップグレードや新機能の追加も容易だという。さらに、スクリプト言語(Digital Script)を採用したことにより、カスタマイズ、自動設定メニューのアレンジ、HTMLファイルの作成などが行なえるという。

 『DC260 Zoom』は160万画素(1548×1024)の1/2正方画素CCDを採用。『DC220 Zoom』は109万画素(1174×884)の1/3正方画素CCDを採用。両製品は、光学ガラス製EKTANARレンズ、光学・実像式ファインダーを採用。そのほか、原色フィルター、コダックのカラーマネージメント技術、38~115mm相当(35mm換算)の光学式3倍ズームレンズと7段階ステップのデジタル2倍ズーム機能(『DC220 Zoom』は29~58mm相当の光学式2倍ズームレンズとデジタル2倍ズーム機能)を採用している。また、オートフォーカス機能を採用(『DC260 Zoom』のみ)。内蔵フラッシュのほか、市販の外部フラッシュを接続することもできる。

 さらには、撮影した写真にボイスメモが追加できる“音声録音/再生機能”、縦位置撮影の場合、縦方向に画像が表示される“縦横センサー”、標準モードで最大8枚までが可能な“連写撮影”、指定時間間隔(1分から24時間)で自動撮影が可能な“インターバル撮影”、写真に日時、文字、ロゴを写し込める“写し込み設定”(『DC260 Zoom』のみ)、IrDAを使った“カメラ間通信”、画像をテーマごとに整理する“アルバム機能”を搭載している。使いやすいインターフェースでさまざまな設定が簡単にできるほか、各撮影モードをマニュアル設定することも可能だという。



 両製品とも、幅118×奥行き57×高さ108mmで重量は525グラム。価格は『DC260 Zoom』が12万8000円(推定小売価格 約10万円)、『DC220』が8万8000円(推定小売価格 約6万円)。

 同社では両製品合わせて初年度15万台、マーケットシェア10パーセントを狙うとしている。(報道局 西川ゆずこ)

http://www.kodak.co.jp/DAI/9d4100f1.shtml
http://www.kodak.com/aboutKodak/pressReleases/pr19980520-01.shtml

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