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SASインスティチュートがデータマイニングツールを発売

1998年05月20日 00時00分更新

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 (株)サスインスティチュートジャパンは、データマイニングツール『エンタープライズマイナー』(英語版)を5月22日に発売する。対応するOSはWindowsNTで、Solaris、HP-UXなどにも順次対応していくという。価格は、年間ライセンス制で5クライアントを含み960万円(初年度)から。日本語版は7月に出荷予定。



 同製品の基本的なコンセプトは、データのサンプリング(Sample)、データの探索(Explore)、加工(Modify)、モデル化(Model)、評価(Access)の一連のプロセスについて同社が定義付けたSEMMAモデル。クラスタリング、カテゴライズや回帰分析などさまざまな理論手法をサポートし、投資対効果のような評価基準や、ゲインチャート、リフトチャートなどのフレームワークを提供。またデータウェアハウジング用のソフト『SAS/Warehouse Administrator』との連動が可能。

 同社は、(株)金融エンジニアリング・グループと提携するなど、2000年までに1000社のコンサルティング会社とパートナー契約を行なう予定。今後、同製品と分析のノウハウを体系的に結びつけたソリューション・パッケージを銀行・保険、通信・流通、製造業などに広く提供したいという。



 同社代表取締役社長のDavid C. Fender(ディビッド・C・フェンダー)氏は日本の市場について、「SASジャパンは、SAS(米本社)の最大の子会社になりつつある。日本での売上は、'97年に28億円。2000年には150億円で、SASのワールドワイドの売り上げの10パーセントを占めるようになるだろう」と述べている。(報道局 若名麻里)

http://www.sas.com/japan/

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