インターリーフジャパン(株)は、Webパブリッシングシステム『Interleaf
Xtreme(インターリーフ・エクストリーム)』の日本語版を本日発売した。同製品は、100%PURE
Java対応のWebブラウザー上で動作するJavaアプレットで、イントラネットのクライアント側から、企業内データ・文書の全文検索や表示などの操作が行なえる。
同社の菊地宏臣チャネルビジネス事業部マーケティング部部長によると、同製品は、企業内における文書・データのセキュリティー管理や、バージョン管理を行なうシステムで、文書の形式を問わず検索を行ない、Web上で専用のビューワーによって表示できる(データの変更などはできない)点が、主な特徴という。
菊地部長は、「ワードやエクセルで作られた社内文書をちょっと見たい、というようなときにはいちいちアプリケーションを立ち上げなくても、『Interleaf
Xtreme』に搭載している専用のビューワーを通じてWeb上で見ることができる。企業のシステム管理者にとっては、いったんワード、エクセルで作った文書を社内に公開するためだけにHTML形式に変換する、といった手間をかける必要がない」と、そのメリットを強調する。
今回発売した製品で、検索、表示が可能なファイルは、テキストファイル、PDFファイル、HTMLファイルのほか、『Word97』、『Excel97』、『PowerPoint97』で作成されたファイルだけだが、「夏以降、『Word97』、『Excel97』以外のワープロ、表計算を検索、表示する機能を順次追加していく予定」(菊地部長)という。
同システム導入は、イントラネットのサーバーにインストールを行なえばよく、バージョンアップもサーバーへの機能追加を行なえばよい。必要なシステムは、WindowsNT
Server4.0、Back Office 2.5(IIS、SQL Server)など。クライアント側の操作はすべてWebブラウザーから行なえばよく、100%PURE
Java対応のWebブラウザーが必要だが、「日本語版では、日本語処理の関係からNetscape
Navigator4.04JAのみの対応」(菊地部長)となる。
同製品の価格は、9クライアントまでで100~290万円、クライアント数無制限は350万円で、「競合する製品の半分以下の価格を実現している」(菊地部長)という。同社は、もともとUNIXベースのハイエンドDTP用ソフトや企業内文書管理システムなどで強みを発揮してきたが、『Interleaf
Xtreme』は、同社にとって初めてのWindowsNTベースのシステムとなる。また同製品は、これまで大企業向けにしか開発してこなかった企業内文書管理システムの廉価・簡易版と位置づけられている。(報道局 佐藤和彦)
http://www.interleaf.com/