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ソフトバンクとOnsale社、オンラインオークション新会社を設立

1998年05月15日 00時00分更新

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 ソフトバンク(株)は、米国のオンラインオークションの大手会社である米Onsale社と合弁契約で合意、日本における合弁会社オンセール(株)を7月1日付(予定)で設立すると発表した。新会社はインターネット上でのオンラインインタラクティブオークション事業を展開する。社長はソフトバンク代表取締役の孫正義氏が就任し、資本金は500万ドル(約6億5000万円)、持ち株比率はソフトバンクグループ60パーセント、米Onsale社40パーセントとなる。11月下旬にオンラインオークションの試験運営を開始、'99年初頭を目処に本格運営を行ないたいとしている。



 米Onsale社は、PC関連製品や家電製品、日常雑貨、スポーツ用品、旅行用品などを中心にオンラインオークションを展開、オークションは毎日実施され、毎週数万のアイテムがオークションで取引されるという。



 発表会場にて孫氏は「ソフトバンクは、デジタル情報サービス業界で世界一になりたいと思っている」と語り、「デジタル情報サービス業の中で、ソフトバンクがいままで行なっていなかった事業がECだ。ソフトバンクはいままでコンピューター関連品目しか扱ってこなかったが、ECはコンピューター以外にも家電製品やスポーツ用品、さらには食品なども扱う。ソフトバンクにとっては新たな分野へ踏み込むことであり、EC事業を行なうかどうかで社内で激しい議論が展開されたが、デジタル情報サービス業を展開するにあたってECは不可欠であり、今回参入することを決断した。その第一弾がオンセールである」と同社にとっての重要性を説明。「ソフトバンクは、会社の方針として非常に大きなステップを踏み出した。この分野でも確固たる地位を築きたい」と締めくくった。(報道局 桑本美鈴)

http://www.softbank.co.jp/
http://www.onsale.com/

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