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NECホームエレ、新素材“エコポリカ”を採用したTFT液晶ディスプレー発表

1998年05月12日 00時00分更新

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 NECホームエレクトロニクス(株)は、同社の『MultiSync LCD(マルチシンク液晶ディスプレー)』シリーズの新製品として、15インチTFT液晶ディスプレー『MultiSync LCD1510』、『同1510V』および20.1インチTFT液晶ディスプレー『同2010』を発表した。価格はそれぞれ32万8000円、24万8000円、98万円。1510Vと2010は6月1日に、1510は6月18日に発売する。


『MultiSync LCD1510』および『同1510V』



 筐体には、NECが開発した“エコポリカ”という新素材が使用されている。エコポリカは、ポリカーボネート樹脂と新開発のシリコン系難燃材を混ぜ合わせたプラスチック。難燃材としてハロゲン化合物やリン化合物を採用していた従来の筐体と比較して、強度、耐熱性、安全性(燃焼時に有毒ガスを発生しない)などに優れており、リサイクルに適しているという。同社によると、「同一筐体で、5回以上リサイクルが行なえる。初期導入時のコストは割高だが、トータルで見ればコストダウンが図れる」とのこと。

 いずれも解像度はXGA(1024×768ドット)で、1677万色表示。アナログRGB方式を採用している。ディスプレーのサイズは、幅381×奥行き67×高さ312mm。ディスプレーを90度回転させ、タテ長の画面として表示することもできる(表示ドライバーが必要)。また、ディスプレー部分のみを取り外せる、高さを11段階で調節できる、など柔軟性のある設置スタイルがとれる。1510では上左右方向で80度、下方向で70度の視野角を持つのに対し、1510Vでは左右55度、上下が50/45度の視野角となっている点が大きく異なっている。

『MultiSync LCD2010』



 解像度はSXGA(1280×1024ドット)で、1677万色表示。ディスプレーサイズは幅498×奥行き106×高さ418mm。視野角は上下左右で80度。そのほかの仕様は、1510/1510Vとほぼ共通。なお、筐体の素材には、エコポリカを使用しておらず(難燃材はリン化合物)、同社では、「生産体制が追いつかなかった。生産コストが高いためではない」と説明した。



 同社製品の今後の方向性について、宮脇知生社長は、「これまで、省スペース、省電力、省CO2の3本柱を推し進めてきた。今回発表したディスプレーの特徴でもある“リサイクル”というコンセプトを、4本目の柱としたい」と語った。(報道局 浅野広明)

http://www.nehe.nec.co.jp/

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