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日本HP、Gbit Ethernetスイッチ2機種を発売

1998年05月08日 00時00分更新

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 日本ヒューレット・パッカード(株)は、同社初となるGbit Ethernetスイッチ『HP ProCurve Switch 1600M』および『HP ProCurve Switch 8000M』を7月1日に発売する。価格はそれぞれ56万円、69万円。拡張スロットを装備しており、10/100MbpsやGbit Ethernetに対応した別売のモジュール(23万円から)を接続できる。

 



 機能的には、“スイッチメッシング”と“マルチポートトランキング”が2大特徴となっている。スイッチメッシングとは、複数台のスイッチを相互に接続した場合に、トラフィックを最適な経路に分配することでネットワークに冗長性を持たせる機能。ひとつの経路にトラフィックが集中するのを回避できるほか、ある経路に障害が起こっても、別の経路にトラフィックを移し通信を継続できる。また、マルチポートトランキングは、2台のスイッチ間で、最大4本の回線を接続できるという機能。たとえば、4本の100Mbps回線を束ねると、400Mbpsの回線と同等になる。

 バス速度は3.5Mbps(1600M)、3.8Gbps(8000M)で、データの遅延時間は3~5μs。IEEE802.1q規格をサポートし、VLANが利用できる。同社では、5000~1万クライアントを擁する大規模LANなどに最適としている。

 1600Mは、16基の10/100Mbpsポートと、1基の拡張スロットを装備。一方の8000Mは、10基の拡張スロットを装備する。これはモジュールでいうと、最大80の10/100Mbpsポート、最大10のGbit Ethernetポート、最大40の10BASE-FL/100BASE-FXポートに相当する。



 同社では、「スイッチ製品におけるヒューレット・パッカードのシェアは、現在3パーセント。これを年末までには8パーセントに引き上げたい」と両スイッチへの期待を表わした。また、10Gbpsをサポートするスイッチも現在開発中であることを明らかにした。(報道局 浅野広明)

http://www.jpn.hp.com/

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