このページの本文へ

日本HPが、IA-64対応のHP-UXを、日立など3社にライセンス供与開始

1998年04月28日 00時00分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷



 日本ヒューレット・パッカード(株)は、同社のUNIX OSである『HP-UX』のIA-64対応版のライセンスを、(株)日立製作所、日本電気(株)、日本ストラタスコンピュータ(株)の3社に供与すると発表した。米HP社も現地時間28日に同じ内容の発表を行なう予定で、ライセンス供与を受ける3社は、IA-64上で『HP-UX』が動作するサーバーなどの開発を開始する。

 同社は、今回のライセンス供与によって、『HP-UX』がIA-64で動作する企業向けのミッションクリティカルなOSとしての第1歩を踏み出した、と位置づけている。


   米HP社は、'94年に米インテル社とIA-64の共同開発を開始したことでもあり、『HP-UX』は「他社のUNIX OSよりも高速かつパワフルなOSになる」と説明。また、『HP-UX』のみが、現状のRISCプロセッサーベースのUNIX上のソフトに関し、バイナリーレベルでの互換性を提供できるとしている。

 他社のUNIX OSについては、米DECは64bitのサポートを表明しているが、現在のUNIXとのバイナリーレベルでの互換性があるのかどうかわからない。米サン・マイクロシステムズ社は、SPARCにしか対応しておらずCPUの製造コストをいつまで維持できるのか疑問が残り、また、米サンと同様に『Solaris』を提供している米サン・ソフト社も、IA-64対応にした場合にはデータのマイグレーションが必要になり、実効速度などの点で問題がある、という見方を示している。 (報道局 佐藤和彦)
http://www.jpn.hp.com/

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン