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PC版『Final Fantasy VII』にヤマハのXGソフトシンセを搭載、欧米で発売へ

1998年04月21日 00時00分更新

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 米スクウェア・ソフト(SQUARE SOFT)社は、PCゲームソフト『Final Fantasy VII』の音楽再生にヤマハ(株)のXGフォーマット対応ソフトシンセサイザー『S-YXG70』を採用すると発表した。同ゲームは英Eidos Interactive社が欧米で6月25日に発売する。価格は50ドル程度。日本で'97年1月に発売されたプレイステーション用の同名のゲームと内容はほぼ同じだが、PC版の日本での発売予定はないという。

 



 S-YXG70は、専用の音源ボードや外部MIDI音源がなくても音楽の再生が可能で、GM(General MIDI)に対して上位互換性のあるXGフォーマットと、“DirectX”の一部である“DirectSound”に対応。OEMなどで販売中の『S-YG20』と『S-YXG50』のふたつのソフトシンセサイザーを統合した製品。ユーザーのPC環境に合わせて、CPUに負荷がかからないS-YG20モードと、CPUパワーを利用しXGフォーマット対応の音色で再生するS-YXG50モードが選べる。同ゲームには約100曲の楽曲が含まれ、1曲につき2モードずつ、ヤマハでデータ変換を行なったという。

 同ゲームの使用環境は、Pentium-166MHz以上、32MBメモリー、4倍速CD-ROMドライブ、3Dアクセラレーターカード推奨。OSはWindows95に対応。

 欧米での発売に関して、スクウェア・ソフトの丸山嘉浩上級副社長は、「米国のホームユースのパソコンは、今年発表したモデルなら最低でもPentium-200MHzなので、ゲームに支障はない。ヨーロッパでは、低速のマシンが多いため、ユーザーは一部に限られるだろう。今回はプレイステーション版からPC版へ1年半かけて移植を行なった。ノウハウをためたので、次回は開発期間を短縮できるだろう。日本ではまだ難しいが、ちょっと発売時期が遅れる欧米市場ではプレイステーション版とPC版の同時発売を目指したい」と語った。(報道局 若名麻里)

http://www.eidosinteractive.com/ff7/ff7.html

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