ロータス(株)は、クライアントとしてWebブラウザーを利用する、新しいノーツドミノのスターターパッケージ『ロータス
イントラネット基本導入パック』を6月1日から発売すると発表した(→ロータスの戦略)。
JavaやJavaScript、DynamicHTMLといったWebベース技術を活用した『ドミノワークスペース
R1.0』によって、(1)リッチテキストの編集や漢字アドレス帳がサポートされた電子メール、(2)複数人のスケジュールを確認、調整できるグループスケジュール、(3)予約状況を一覧することもできる会議室予約システム、(4)専用ノーツクライアントと同様、リッチテキストも利用できる電子掲示板、電子会議室、(5)漢字を使ったユーザー登録……といった、専用ノーツクライアントとほぼ同様の機能を、Webブラウザーから利用できるようになっている(レプリケーションなど一部の機能は専用ノーツクライアントでのみ利用可能)。さらに、ユーザーのアクセス状況やリソース使用状況の参照など、ドミノサーバーの管理もWebブラウザーから行なうことも可能。
イントラネット基本導入パックには、『ノーツ ドミノサーバ R4.6』×1ライセンス、フォーム設計用の専用クライアント『ノーツ
R4.6』×1ライセンス、『ドミノワークスペース R1.0』やメールボックスの利用を含むWebブラウザー用アクセスライセンス『ドミノ
フルアクセス R4.6』×5ライセンス、ドミノにFAX機能を統合する『ドミノFAXサーバー
for SME』(送信機能のみの限定版)×1ライセンス、対応Webブラウザーとして『Microsoft
Internet Explorer 4.01』および『Netscape Navigator 4.04』など、イントラネットシステムを構築するために必要なソフトウェア/ライセンスがすべて含まれており、価格は17万8000円。対応プラットフォームは、当初はIntel版Windows
NT Serverのみ(サーバーはPentium-200MHz以上を推奨)だが、今後、AIXやSolarisにも対応する予定。
また、今回のイントラネット基本導入パックのリリースに伴い、Webブラウザーからのアクセスに対しては、ドミノサーバにユーザーアカウントを作成し、ドミノワークスペースを利用して電子メール機能などを利用する『ドミノ
フルアクセスライセンス』(7400円から)と、アカウントは作成するがサーバー上にメールボックスは作成せずに利用する『ドミノ
ベーシックアクセスライセンス』(3700円から)の2種類のライセンスが用意されることになる。なお、現在すでにWebブラウザーからドミノサーバへのアクセスで利用しているユーザーに対しては、申請によって無償で『ドミノ
ベーシックライセンス』が提供される。(風穴 江)
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