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日本IBM、ThinkPadシリーズにニューモデルを追加

1998年04月16日 00時00分更新

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 日本アイ・ビー・エム(株)は、ノートパソコン『ThinkPad』シリーズのニューモデルとして、MMX Pentium-166MHzを搭載した『ThinkPad 310E』(30万8000円)と、MMX Pentium-233MHzを搭載した『ThinkPad 385XD』(オープンプライス:PC DIRECT価格35万9000円)を発売した。

●12.1インチTFTカラー液晶ディスプレーを搭載した『ThinkPad 310E』



 ThinkPad 310Eは、従来モデルのCPUとディスプレーを強化。チップセットに、台湾のAcer Laboratories社の『Aladdin-III』を採用、MMX Pentium-166MHz、32MB(最大64MB)のメモリー、交換可能な2.1GBのHDDを搭載する。ディスプレーは12.1インチTFTカラー液晶ディスプレー(800×600ドット、6万5536色)を搭載、グラフィックチップは米Chips and Technologies社の『65550(VRAM 1MB)』を搭載する。

 CardBus/ZVポートにも対応したTypeII×2のPCカードスロットを装備。バッテリーはニッケル水素電池を採用し、約2.8時間使用できる。本体サイズは幅298×奥行き227×厚さ50mm、重さは3.0kg。

 OSはWindows95がプレインストールされ、『ロータススーパーオフィス97』などのソフトが付属する。

●MMX Pentium-266MHzを搭載した『ThinkPad 385XD』



 ThinkPad 385XDは、チップセットに430TXを採用、MMX Pentium-266MHzや、32MB(最大96MB)のメモリー、交換可能な4.0GBのHDD、最大24倍速のCD-ROMドライブなどを搭載する。ディスプレーは、12.1インチTFTカラー液晶パネルを採用(800×600ドット、ディザリングによる1677万色)、グラフィックチップは、米NeoMagic社の『MagicGraph 128XD(VRAM 2MB)』を搭載する。

  CardBus/ZVポート対応TypeII×2のPCカードスロットのほかUSBポートを装備。バッテリーはリチウムイオン電池を採用し、約4.5時間使用できる。本体サイズは幅300×奥行き233×厚さ62mm、重さは3.2kg。

 K56flex対応のFAXモデムカードが付属するほか、ザブウーハーを装備する3スピーカーシステムを搭載している。OSはWindows95がプレインストールされ、『Word98/Excel97』や『ロータススーパーオフィス97』などが付属している。

●現行機種の値下げおよびキャンペーンモデルの追加

 同時に、現行機種の値下げおよび『ThinkPad ViaVoiceキャンペーンモデル』を発表した。

 値下げしたのは、『ThinkPad 380XD/380X/560X』の計7モデルで、価格はMMX Pentium-233MHzを搭載したThinkPad 560Xが46万8000円(旧価格56万8000円)など。また、『ThinkPad 770』シリーズの標準メモリーを64MBに増設した『ThinkPad 770メモリーキットモデル』(62万8000円から)も発表した。

 キャンペーンモデルは、ThinkPad 535XおよびThinkPad 560Xのメモリーを32MBに増設したモデルに、松下電器産業(株)のポータブルCD-ROMドライブと、音声認識ソフト『ViaVoice Gold 日本語版』をセットにしたもの。価格は34万円ぐらいからになるという。(報道局 井上哲郎)

http://www.ibm.co.jp/

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