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クレームをビジネスにする輩に悩まされるメーカーの対応策は?

1998年01月12日 00時00分更新

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 先日行なわれた某メーカーとの懇親会で、ある設計技術者が語ったところによると、メーカーへのクレームで日々の糧を得ている人々がいるという。全ユーザーの1パーセントにも満たないが、設計者レベルまでクレームが来ることがあり、その場合は大抵何らかの見返りを期待してのことだそう。

 たとえばプリンターの場合、印刷したものを見せ、「この印刷しまが気に入らない、代えてくれ」などという。もしそうしない場合、パソコン通信などでその製品についての悪口をバーッ!!と流し、その製品を買わないように呼び掛けるなど手口が悪質。そういう噂が出ると、実際に製品がぱったり売れなくなることもあり、こうしたユーザーには速やかに適切な対応をしないと、大変なことになるとか。自分で購入したものでなく、モニターとして無償で貸し出されているものにまでクレームを付け、上位機種を希望する場合などがあるという。弁護士をたて訴訟を起こし、大金をせしめる場合もあるとか。

 そういった対応に慣れてしまったある担当者などは、自分が買ったものにちょっとでも不備や不具合などを見つけるとメーカーに連絡し、菓子折りなどをせしめているとかいないとか。(報道局 酒寄公子)

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