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IBMのデベロッパーカンファレンス“Solutions”レポート

2000年08月16日 22時36分更新

文● 日刊アスキー編集部 吉川大郎

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現地時間の14日より、米国Nevada州Las VegasにてIBM全社のデベロッパー向けカンファレンス“Solutions”が開催されている。世界中のIBM関係者が集まり、Hands-on(製品試用)やセッション、製品の展示会などが催される。

会場写真
“Solutions”が開催されているLas VegasのMGM Grandホテル

本格的なセッションなどは15日から行なわれるが、今回は展示会場である“Solution Pavilion”の模様をレポートする。ここでは、IBMとそのパートナー企業がそれぞれの製品をデモンストレーションしており、

  • WebSphere Village
  • Server Village
  • Linux Village

などのエリアが設けられていた。

Solution Pavilion入り口
Solution Pavilion開場とともに、いっせいに入場する参加者達。初日の14日は、午後6時に開場し、立食パーティの体裁となっていた

サーバ関連

ViaVoiceServer写真
『IBM WebSphere Voice Server with ViaVoice Technology』。XMLを使って音声をサーバ上に蓄積/利用する
テレフォニー写真
『Message Center for DirectTalk』。ファクス、メール、ボイスといったメッセージを一括して扱う
VA Assist写真『VA Assist Enterprise/J』。JavaによるWebアプリケーションを構築するツール。ドラッグ&ドロップで開発を進められ、リポジトリの管理や、バージョン管理なども行なってくれる
『WebSphere Studio』。JSP(Java Server Pages)やHTMLを使ったWebサイトを構築するツール。ウィザード形式によるスピーディなWebサイト構築が可能
IBMのThinClient。Windowsのみならず、Linuxベースのものもあった。開場では、テキサスにあるサーバに接続して、デスクトップ環境を表示していた
IBMのThinClientその2。写真立てのようなタイプも展示されていた。これは、今年2月、東京の幕張メッセにて行なわれた“IBMフェア 2000”で新製品としてモックアップが展示されていたもの。今回は試作機が展示されていた

Linux関連

IBMがLinuxに対して力を入れているのは周知のとおりだが、Solution Pavilionでも、わざわざ“Linux Village”が設けられ、Linuxにフォーカスした展示が行なわれており、米Red Hat、米TurboLinux、SuSEなどのディストリビューションに混じり、GNUもGNOMEブースを構えていた。

Linuxで動作するViaVoice『ViaVoice Dictation for Linux』。かなりノイズの多かった会場内でも、精度は高かった。日本語版については分からないとのことだ。やはりインプットメソッドなどで、難しい面があるとのこと
マルチプロセッサのテクノロジー“NUMA-Q”のデモンストレーション。Linuxによるデータセンターなど、エンタープライズサーバ用途が想定されている
『Small Business Pack for Linux』。WebSphere、DB2 UDB、Dominoなどを組み合わせて、ローエンドユーザー向けのオールインワンパッケージを提供しようというもの。価格も499ドル(約5万5000円)と抑えられている
GNUもSolution Pavilionに出展。GNOMEのデモンストレーションを行ない『Helix GNOME Preview 2』のCD-ROMを配布していた

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