アップルコンピュータ(株)の16日の発表によると、米アップルコンピュータ社は現地時間の15日、米Genentech(ジェネンテック)社のアーサー・レヴィンソン(Arthur Levinson)会長兼CEOがアップルの取締役に就任したと発表した。
同氏はワシントン大学を卒業後、プリンストン大学で生化学の博士号を取得。'80年にシニアサイエンティスト(上級科学者)としてGenentechに入社、以後、スタッフサイエンティスト(幹部科学者)、細胞遺伝学部長を歴任、'89年に研究技術担当副社長、'90年に研究担当副社長、そして'95年7月に社長兼CEO兼取締役に就任、その後、'99年に取締役会長に任命された。また、科学雑誌の編集委員やニューヨーク科学アカデミー、全米科学振興協会などでも活躍している。共著を含め80以上の科学論文を著している。
アップルのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)CEOは、「アートはCEOとして非常に尊敬されており、科学をベースとした会社で、現在最も重要かつ成功している会社の1つであるGenentechを指揮している。アップルの取締役会の役員としての彼の洞察と助言に期待している」とコメントしている。