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メディアヴィジョン、3Dアニメーション制作ツール『CINEMA 4D XL 6.0 日本語版』などを発表

2000年08月11日 21時42分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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(株)メディアヴィジョンは11日、デザイナー向け3Dアニメーション制作ツール『CINEMA 4D XL(シネマ4ディエックスエル) 6.0 日本語版』や、家庭用音楽作成ソフト『ACID』シリーズ2製品『ACID Latin 日本語版』と『ACID Techno 日本語版』を発表した。

3Dアニメーション制作ツール『CINEMA 4D XL 6.0 日本語版』

デザイナー向け3Dアニメーション制作ツールの『CINEMA 4D』の開発元は、独MAXON Computer社。『CINEMA 4D XL 6.0 日本語版』は、5月の『CINEMA 4D XL 6.0英語版』発表より“今秋発売予定”とされていた製品で、10月6日発売と今回正式にアナウンスされた。

『6.0 日本語版』は、オリジナルのバージョン6.1相当の機能が盛り込まれる予定だ。NURBSやメタボールなどによるモデリング、アニメーション作成、3Dアニメーションや3Dサウンドのレンダリングといった機能は『6.0 英語版』と同じだが、プログラムの処理速度が全体で20パーセント向上するという。また、マルチタ-ゲットインバースキネマティクス機能を新たに搭載し、米NewTek社の『LightWave 3D Ver6.0』のファイルの読み込みが可能になる。加えて、プラグイン作成のためのアーキテクチャーが変更される見込みだ。

『CINEMA 4D XL 6.0 日本語版』

対応OSは、Windows版パッケージがWindows 95/98/NT 4.0 (SP3)、Macintosh版パッケージがMac OS 7.6.1以降。価格はどちらも34万円で、アカデミック版は17万円。なお、『6.0 英語版』の購入者は、『6.0 日本語版』に無償バージョンアップできる。

なお、同じく英語版が先行して発売されたデザイナー向けデジタルビデオ編集ソフト『VegasVideo 英語版』については、来年2月~3月に日本語版を発売する見込みという。

『ACID Latin 日本語版』と『ACID Techno 日本語版』

『ACID』シリーズは、ソフトに収録されたプロミュージシャンによる音楽データや、自分で作成した音楽データを使って、サウンドの作成や編集が行なえるというソフト。今回発表された『ACID Latin 日本語版』と『ACID Techno 日本語版』は、それぞれ600以上のラテン風/テクノ風の音楽素材が収録されている。開発元は米SONIC FOUNDRY社で、国内ではメディアヴィジョンによって、これまで同シリーズの5製品が発売されている。

『ACID Techno 日本語版』

家庭向けの製品で、基本操作はシンプルになっており、ユーザーはライブラリーから使いたいファイルを編集画面にドラッグ&ドロップで配置するだけ。各パートに使用した素材のテンポやピッチが異なる場合には、プログラムが自動的に同期させるという。読み込みに対応するファイル形式はWAVE/AIFF/ACID(独自形式)で、出力や保存に対応するファイル形式はWAVE/AIFF/MP3/WMA/ACIDなど。対応OSは、Windows 95/98/NT4.0/2000。ともに9月8日発売で、価格は9800円。

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