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EPOC上で動作する初めてのウイルスを発見

2000年08月10日 20時45分更新

文● 編集部 小林久

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トレンドマイクロ(株)は、英シンビアン社が携帯端末用に開発しているOS『EPOC』上で動作する6種のウイルスが発見されたと発表した。同社の発表によると、発見されたウイルスは、一種のジョークプログラムで、システムの破壊する悪質なものではなく、今のところ感染被害の報告もないという。ただし、キーボード操作を無効にするなどの実害を与えるものもあり、警戒を呼びかけている。発見されたウイルスと機能は下表の通り。

名称 機能
EPOC_ALARM ランダムな間隔で警告音を鳴らしつづけ、バッテリを消費させる。
EPOC_ALONE.A “Warning--Virus”(警告:ウイルス)の表示。ユーザーのキー操作を奪う。“Leave me alone”(放っといてくれ)とタイプするまで、一切のキー操作を受け付けない。
EPOC_BADINFO.A EPOCの所有者情報を“Some fool owns this”(どこかの馬鹿がこれを所有しています)に置き換える。
EPOC_FAKE.A ディスクフォーマットを行なう画面が現われる。ただし、実際のフォーマットは行なわない。
EPOC_GHOST ランダムに“Everyone hates you”(誰もがおまえを憎んでいる)というメッセージを表示する。

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