今、Athlon、Duronの倍率変更ツールとして、思わぬものが秋葉原で大人気となっている。それが、写真のConductivePen(約3000円)。本来は基板のパターンや部品の結合など回路修理に用いられるもので、一般のユーザーにはまったく馴染みのないものだ。CPUのL1部をつないで倍率可変CPUに変更するために有効であるという情報がインターネットに流れたために急に評判になった。
正確には電導トレースペンの類に入り、50~60%の銀が含有された瞬間接着剤のようなものらしい。このツール、パソコンパーツを販売している普通のショップでお目にかかることはまずなく、あるとすれば半田ゴテや回路部品などを販売する電子パーツショップだろう。秋葉原は、これらの類のショップが何店も存在するので、それらしきショップを数店まわりConductivePenの在庫を確認してみたが、ほとんどのところで「それは何?」と逆に聞かれる始末だった。唯一発見できたのは、電子パーツ専門店の「千石電商」なのだが、残念ながら「7月29日に完売」との手書きの札が……。店員によると「入るとすぐに完売してしまいます。今度はいつ入るかわからない」とのこと。
唯一販売の痕跡?を発見できたショップ「千石電商」 |
箱に手書きで「7月29日に完売」の文字 |
実は、これがConductivePen |
ペンの先から銀を含んだ接着剤がでてくる |