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ケイエスエス、犬木加奈子原作/芳本美代子主演のホラームービーをインターネット上映

2000年08月01日 19時31分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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映画制作会社の(株)ケイエスエスは、ホラーマンガ家/犬木加奈子原作のホラームービー『亡霊の棲む家』全3話のうち第1話を、フォーリンティブィ(株)が運営するコンテンツ配信サイト“フォーリンTVジャパン”上でインターネット上映すると発表、8月1日に関係者向けの試写会を行なった。

フォーリンTVジャパンの『亡霊の棲む家』インターネット上映ページ

10月のビデオ発売の前に、第1話のみをインターネット上映

『亡霊の棲む家』は、犬木加奈子原作の『暗闇の女たち』『顔のない女』を実写化したホラームービーで、集合住宅地のマンションで次々と事件が起こっていくストーリー。主演は芳本美代子。

インターネット上映を行なうのは第1話(約10分)で、英語字幕を付け、“フォーリンTVジャパン”サイトでストリーミング配信する。配信期間は8月1日から8月3日までの3日間で、無料で閲覧可能。また、メイキングビデオや犬木加奈子へのインタビュー映像も配信する。

再生プレイヤーは、Real Player G2以上、またはWindows Media Player 6.4以上。通信速度が56kbps対応版とブロードバンド対応版の2種類がそれぞれ用意されている。

今回のインターネット上映は、10月6日の『亡霊の棲む家』のビデオ発売/レンタル開始に先駆けて行なわれるもの。同社は、海外の顧客から“日本のホラーが観たい”という要望があったため、インターネットを利用し、日本のホラームービーを全世界に向けて発信することにしたという。

試写会に熊澤尚人監督と芳本美代子さんが出席

都内のケイエスエス本社で行なわれた試写会では、監督である熊澤尚人氏と主演の芳本美代子さんが舞台挨拶に登場した。

熊澤氏は「インターネット上映という、ビデオ発売前の宣伝を含めた実験的な試みを行なった。作品内容は全3話のオムニバス形式だが、すべてを観ないとわからない部分があり、作品の提供方法、内容とも新しい試みにチャレンジしている」と語った。

「日本的なマンションで起こる殺人をフューチャーし、原作を映像化している」と熊澤監督
インターネットムービー出演は初めてという主演の芳本美代子さん。「私は機械オンチでインターネットは全然やっていません。ダンナはもう6年くらいやっているので、家に帰って教えてもらいます」とコメント

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