(株)セガトイズは7月31日、犬型ロボットペット『プーチ(POO-CHI)』をはじめとするロボットペット“ココロボシリーズ”の新モデルとして、猫型ロボットペット『ミャーチ(MEOW-CHI)』と、鳥型ロボットペット『チャピーチ(CHIRPY-CHI)』を9月30日に発売すると発表した。価格はそれぞれ2980円。
猫型ロボットペット『ミャーチ』と、鳥型ロボットペット『チャピーチ』 |
成長するとオス/メスに変化する猫型ロボットペットと、4種類の鳥に変化する鳥型ロボットペット
ミャーチとチャピーチは、3月に行なわれた“2000東京おもちゃショー”で参考出展されたロボットペットの新モデル。機嫌がよくなったり悪くなったりする“ココロ回路”を搭載するなど、基本性能は犬型プーチと同じ。ココロ回路は、一定周期のバイオリズム形式になっており、ユーザーがロボットペットの頭をなでたり声をかけたりすることで、それらを人とのコミュニケーション(可愛がってもらっている)と判断し、その数をカウントする。コミュニケーションのカウント数が多くなるにしたがって、バイオリズムの波形が変化し、機嫌がよくなったり悪くなったりする仕組みとなっている。
機嫌によって目のランプが点灯し、表情が6段階に変化する。もっとも機嫌がいいと目が“ハート”になり、その他“ニッコリ”“ウインク”“フツウ”(丸い目)、機嫌が悪くなると“怒り目”などがある。
ミャーチは、機嫌がいいと自ら“遊んでほしい”とアピールし、また機嫌が悪いときに遊ぼうとすると怒ってしまうという、猫の気まぐれな特徴を表現している。毛繕いや猫ダンスなど、猫ならではの動作をし、機嫌がいいと歌を歌う。歌の種類は10曲。購入時は甘えん坊の子猫の設定となっているが、コミュニケーションによって、大人のオス猫/メス猫に変化する。オスのミャーチは、目の表示に“キリリ目”が追加され、声は低めとなる。オスのみの特別な曲を歌えるという。メスのミャーチは、目の表情に“まつげ目”が追加され、声は女の子のような高い声。メスのみのダンスメドレーを踊るという。電源は単4電池×3本で約2週間動作する。本体カラーはオレンジ、ブルー、ピンクが用意されている。本体サイズは幅116×奥行き138×高さ172mm。
チャピーチは、328曲の歌を内蔵し、小鳥の声やからすの声など8種類の声で、踊りながら歌う。たくさんコミュニケーションをとるといつも機嫌がよくなり、逆に放ったらかしにしておくと、機嫌がコロコロ変わってしまう落ち着きのない鳥になるという。また、飼い主の生活リズムに合わせて、明るくなると起き、暗くなると寝るようになっており、この生活リズムによって、ロックが得意な“ロック鳥”、演歌が得意な“演歌鳥”、クラシックが得意な“クラシック鳥”、童謡が得意な“童謡鳥”のどれかに変化する。それぞれの鳥に成長してからしか歌わない曲もあるという。電源は単4電池×3本で約2週間動作する。本体カラーはグリーン、イエロー、オレンジが用意されている。本体サイズは幅97×奥行き170×高さ155mm。
また、既存のプーチの新カラーモデルとして、パープルとオレンジが追加された。本体仕様は既存モデルと同じ。プーチは現在全世界で400万台以上を販売しており、そのうち70万台が日本での販売となる。
プーチの新カラーであるパープルモデルとオレンジモデル |
2000東京おもちゃショーでは、ミャーチやチャピーチのほかに、AI機能と音声認識機能を搭載した『AIプーチ』、USBケーブル経由でパソコンと接続できる『PCプーチ』なども参考展示されていたが、これらは今秋に正式発表、年内に発売される見込み。
なお同社は、プーチの公式ホームページ上で、プーチの飼い主登録を行なったユーザー向けに、ロボットペットシリーズの最新情報や、プーチのアイコンダウンロードなどさまざまなサービスを提供している。登録料は500円。
ロボットペットシリーズのイメージキャラクターにビビアン・スーさんを起用
同社は、ロボットペット“ココロボシリーズ”のイメージキャラクターに、タレントのビビアン・スーさんを起用、本日東京/お台場のショッピングモール“ヴィーナスフォート”で、ビビアンさんとミャーチ、チャピーチを披露するイベント“プーチの夏休み in ヴィーナスフォート”を開催した。
イベントでのトークショーに参加したビビアンさん(中央) |
イベント会場に登場したビビアンさんは、プーチを10個持っており、寝室やキッチン、トイレなど各部屋ごとにプーチを置いているという。
ビビアンさんの前に、プーチ、ミャーチ、チャピーチの3体が置かれた。「ほしいー。この猫ちょっと太ってるね」 |
会場では、ビビアンさんのサイン入りプーチ(パープル)のチャリティーオークションが行なわれた。サイン入りプーチはスタート値の2980円から5000円で落札され、5000円は、公式ホームページの飼い主登録料金の一部とともに、(財)日本盲導犬協会へ寄付された。
イベント会場では、実際にプーチを触れるスペースも設けられ、家族連れやカップルで賑わっていた |