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米AMD、2000年下半期の業績見通しを発表

2000年07月28日 00時00分更新

文● 編集部

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日本AMD(株)の7月28日の発表によると、米AMD社は現地時間の27日、サンフランシスコの“Robertson-Stephens半導体会議”において、2000年下半期(7~12月)の業績見通しについて言及したと発表した。
それによると、コミュニケーション製品グループの売却による売上減にもかかわらず、フラッシュメモリーとPCプロセッサーへの需要が引き続き堅調であることから、第3四半期(7~9月)も過去最高の売上を計上するとしている。同社のBenjamin M.Anixter(ベン・アニクスター)渉外担当福社長は「AMDフラッシュメモリー製品に対する需要が供給を上回る状況は続いている。我々はユーザーをサポートするために、フラッシュメモリーを製造するジョイントベンチャー“FASL(富士通AMDセミコンダクタ)”の製造能力増強に鋭意取り組んでいる。現在から今年末にかけての供給量は、確実に増大するだろう。今後の需要についても、2001年末までこの良好な状況が続くと考えられる。従って我が社はフラッシュメモリー製品の売上が、引き続き力強く成長していくと期待している」とコメントしている。

また同氏は、プロセッサー製品について「パソコン市場は今後も強い成長を遂げる見込みである。我が社はAthlonとDuronプロセッサーを合わせた第7世代プロセッサーを第3四半期に360万ユニット、第4四半期には720万ユニットへと、直前期からそれぞれ倍増させるという目標を達成する計画である。1.1GHz動作のAthlonプロセッサーの量産出荷を第3四半期に開始*する予定だが、さらに高速なバージョンも第4四半期に投入する計画にしている」とコメントしている。

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  • *第3四半期に開始:Athlon-1.1GHzの量産出荷は米国時間の8月28日に開始する計画。また、複数メーカーが、同プロセッサー搭載システムを即日出荷する予定という。

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