このページの本文へ

それぞれ個性を持った4タイプの新iMac、あなたならどれを選ぶ!?

2000年07月27日 00時00分更新

文● 千葉英寿

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

アップルコンピュータ(株)は26日、“MACWORLD EXPO/NEW YORK 2000”において発表された一連の新製品群を都内のホテルで初公開した。製品の詳細については、すでにさまざまな報告がなされているので、各製品ごとに解説する。本稿では新iMacについて詳細に報告する。

iMac、今度の新色は4色

新たに登場したiMacは、大きく分けて『iMac』、『iMac DV』、『iMac DV+(アイマック・ディーヴィー・プラス)』、『iMac DV Special Edition(アイマック・ディーヴィー・スペシャルエディション)』の4モデルが用意されている。色・外観、スペック、価格の3点について変更がなされた。

まず、カラーは、iMac DV Special Editionで登場したGraphite(グラファイト)をのぞく、4色が新色に変更された。青系のIndigo(インディゴ)、赤系のRuby(ルビー)、緑系のSage( セージ)、これまでなかった系統の白いSnow(スノー)の4色だ。筐体も外観に大きな変更はないものの、透明度がさらに増し、色合いもシックなものに変更された。

グラファイトをのぞく4色が新しい色に変更されたNew iMac
グラファイトをのぞく4色が新しい色に変更されたNew iMac



スペックもCPUの性能、ハードディスクの容量、メモリー拡張の最大容量も上がっており、価格も最低価格が9万8000円からと低価格に設定されている。

最上位iMac DV Special Editionは、500MHzのG3、30GBのHDDを搭載した高性能タイプ!

  新しいiMacの4つのラインアップは以下の通り。
 
iMacは、“インターネットのエントリーモデル”と位置づけられている。色はIndigoのみ。350MHzのPowerPC G3を搭載、64MBのPC100 SDRAM、512Kのバックサイドキャッシュ、7GBのUltra ATAハードディスク、スロットローディングCD-ROMドライブ、56Kbps V90モデム、USBポート(2基)を搭載する。価格は9万8000円。

FireWire(IEEE1394)ポートを装備したiMac DVは、“デスクトップムービーのエントリーモデル”として、iMovie 2によるデスクトップムービー編集機能を搭載している。
 
400MHzのPowerPC G3を搭載、64MBのPC100 SDRAM、512Kのバックサイドキャッシュ、10GBのUltra ATAハードディスク、スロットローディングCD-ROMドライブ、56K V.90モデム、FireWireポート(2基)を搭載し、VGAビデオミラーリングとAirMacをサポートしている。色はIndigoとRuby。価格は11万8000円。

Indigoは、iMac、iMac DV、iMac DV+に用意されている。Rubyは、iMac DV、iMac DV+の2モデルに投入Indigoは、iMac、iMac DV、iMac DV+に用意されている。Rubyは、iMac DV、iMac DV+の2モデルに投入



iMac DV+は、より高性能なマシンとして、450MHzのPowerPC G3と20GBという大容量ハードディスク、スロットローディング方式DVDドライブを搭載している。もちろんFireWireポートを装備し、iMovie 2を搭載。“Home Movie Studio”と位置づけられており、デスクトップ・ムービーやDVDの鑑賞をしたいユーザー向け。

64MBのPC100 SDRAM、512Kのバックサイドキャッシュ、20GBのUltra ATAハードディスク、スロットローディング方式DVDドライブ、56Kbps V.90モデム、2つのFireWireポート(2基)を搭載し、VGAビデオミラーリングとAirMacをサポート。色はIndigo、RubyにSageが加わった3色。価格は14万8000円。

iMac DV+のみに用意されているSage
iMac DV+のみに用意されているSage



“iMacシリーズの最上位モデル”であるiMac DV Special Editionは、500MHzのPowerPC G3と30GBの大容量ハードディスクを搭載したハイエンドのiMacだ。もちろんiMovie 2が搭載されおり、1.5時間の映像を収容できる30GBハードディスクで、本格的なビデオ編集を楽しめる。
 
128MBのPC100 SDRAM、スロットローディング方式DVDドライブ、56Kbps V.90モデム、FireWireポート(2基)を搭載し、VGAビデオミラーリングとAirMacをサポート。色はGraphiteとSnowの2色。価格は17万8000円。

清潔感漂う真っ白いSnowは最上機種、iMac DV Special Editionのみ
清潔感漂う真っ白いSnowは最上機種、iMac DV Special Editionのみ



なお、いずれのマシンにもApple Pro MouseとApple Pro Keyboardが標準で付属している。

他に高い静粛性を保つファンレスオペレーション、ATI RAGE 128 Proグラフィックスアクセラレーター、10/100BASE-T Ethernetを装備。さらに、ハーマンカードン社と共同開発したフルデジタルサウンドシステム『Oddesayオーディオシステム』を搭載。
 
3つのiMac DVモデルはApple Storeおよび全国のiMacデモ展示販売店を通じて、7月28日より販売開始される。iMac 350MHzモデルのみ9月からの販売となる。

AQUQっぽいユーザーインターフェースに変わったiMovie 2

iMac DVをはじめ、すべてのFireWire搭載デスクトップマシンにバンドルされるデジタルビデオ編集ソフト『iMovie 2』は、ユーザインタフェースが一新され、Mac OSXのアクアを意識したデザインに変更。操作感もドラッグ&ドロップを中心により直観的に本格的なムービー制作を行なえるようになった。オーディオ編集機能も強化され、字幕タイトルやトランジションコントロール、ビデオクリップのスピードアップやスローモーション、セピアトーン、ソフトフォーカスなどの新しい特殊効果を盛り込んでいる。

iMovie 2は、iMac DVモデル、G4 Cube、PowerMac G4シリーズにあらかじめインストールされている。また、9月よりApple Storeにおいて、5800円でダウンロード販売も開始する予定だ。なお、パッケージ販売の予定はないということだ。

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン