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サヴィオン、eビジネスのプロセス管理アプリケーションを引っ提げ日本での本格活動を開始

2000年07月27日 00時00分更新

文● 編集部 高島茂男

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米サヴィオン社は27日、都内において、同社の日本法人として“サヴィオン・ジャパン株式会社”を設立し、日本での本格的な営業活動を開始することを発表した。

日本法人の代表取締役社長には、ノベル(株)の設立時に副社長として参画した、宇野澤庸弘氏が8月1日付けで就任する。サヴィオンは、日本法人の設立により、eビジネスに対応したビジネスプロセス管理アプリケーション『BusinessManager』(ビジネスマネージャー)の販売、トレーニングを、日本市場において本格的に展開していくという。

サヴィオンの宇野澤庸弘代表取締役社長サヴィオンの宇野澤庸弘代表取締役社長



BusinessManagerは、プログラムレスでアプリケーションを構築できることが特徴となっている。まず設計画面において、コンポーネントをビジネスプロセスにしたがって配置、流れを設計し、入出力のデータやルールを設定していく。設計を終えた“カスタムインターネットアプリケーション”は、クライアントPCからウェブブラウザーを介して利用する。同製品は、iモ―ドやWAPに対応しており携帯電話から利用することもできるという。

設計画面
設計画面



構築可能なアプリケーションの例としては、財務管理や販売管理、物流管理などを挙げ、「何にでも使える。どのようなアプリケーションを構築するかはSIの得意とする分野、腕の見せ所」(宇野澤氏)という。

また、米サヴィオンの社長兼CEOであるモハマド・ケダブチ(Mohammand Ketabchi)氏は、「同製品は、グローバルな利用を念頭において開発された。すでに日本語と中国語に対応している。日本語版は日本語だけしか対応していないということではなく、随時日本語、英語と切り替えることができることを意味している。また、ほかの言語にも順次対応していく予定」と語った。

米サヴィオンの社長兼CEOであるモハマド・ケタブチ氏米サヴィオンの社長兼CEOであるモハマド・ケタブチ氏



日本では、「パートナー企業との連携を重視して、事業展開をしていく」(同氏)とし、パートナーとしてすでに活動している(株)NTTドコモ、富士通(株)、(株)アルファシステムズのほかにもパートナーを拡大し、「年内には10社程度の強力なSIとパートナー関係を持ちたい」と述べた。

事業目標については、1年間で100件程度の契約を目指すという。

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