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韓マイプラン、ポータルサイト“マイプランジャパン”を開設――アジアコミュニティーの構築が目的

2000年07月27日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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(株)マイプランジャパンは、ポータルサイト“マイプランジャパン”を8月1日に開設すると発表した。同社は韓国でポータルサイトを運営する韓マイプラン社の関連会社。韓国では'99年5月からポータルサイト“マイプラン”を開設しており、今回は日本語版サイトの開設となる。マイプランは米国と中国でもポータルサイト事業を展開しており、世界中のアジア人を結ぶアジアコミュニティーの構築を目標にしているという。

マイプランジャパン
マイプランジャパン



マイプランジャパンでは登録会員を対象に、ウェブメールや無料ホームページサービス、スケジュール機能やウェブホスティングなどを提供する。会員登録(無料)に関しては、2001年3月までに5万人、2002年3月までに100万人の会員獲得を目標にしているという。スケジュール機能の“マイスケジュール”では、クライアントソフトをダウンロードすることにより、オフラインによるスケジュール管理も可能になるとしている。

日韓双方向のリアルタイム翻訳チャットも開発中

同サイトでは日韓双方向のオンライン翻訳サービスも提供する。現在は翻訳プログラムを開発中で、今年中にもリアルタイム翻訳によるチャットも開始する予定だ。各国語の表示についてはユニコードを利用するほか、キャラクターチャットを採用することで、国籍や言語を問わないコミュニケート手段を提供するとしている。同社では、これらの翻訳機能やチャットを通じて、アジア圏のボーダーレス化を促進する意気込みだ。

また、検索エンジンにも翻訳機能を応用し、日本語のキーワードを元に韓国のサイトを検索する仕組みも開発しているという。中国語翻訳に関しても開発を進めているが、日韓翻訳に比べると開発が難しいとのことで、サービスの開始時期は未定となっている。

この他、通信販売大手の(株)ニッセンと提携することで、オンラインショッピングも手がける。ユーザー参加型のオークションサイトも予定しており、電子商取引分野にも積極的に乗り出していく方針だ。

韓マイプランの代表取締役で、マイプランジャパンの代表取締役も兼任する金道錫(キム・ドーソク)氏。「コミュニティーサイトの部分で収益が上がるとは思っていない。ブランド力が高まることで、ソリューションの販売が可能になる」と語り、同社の技術力をアピールした
韓マイプランの代表取締役で、マイプランジャパンの代表取締役も兼任する金道錫(キム・ドーソク)氏。「コミュニティーサイトの部分で収益が上がるとは思っていない。ブランド力が高まることで、ソリューションの販売が可能になる」と語り、同社の技術力をアピールした



同社ではコンテンツの提供だけでなく、ISPの運営も検討している。接続料金を電話料金に含める形で請求する仕組みを検討しており、現在はKDDと交渉中だという。すでに韓国では1分20ウォン(約2円)の従量制によるインターネット接続サービスを開始しており、日本でも韓国の水準に近い低額な価格設定を検討している。

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