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日本IBM、“Palm IIIx”の日本語版『IBM WorkPad』を発売

1999年02月23日 00時00分更新

文● 報道局 佐々木千之

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 日本アイ・ビー・エム(株)は、米Palm Computing社の小型携帯情報端末『Palm』の日本語版、『IBM WorkPad』を発売した。Palm Computing社は米スリーコム社の子会社。

『IBM WorkPad』。液晶はPalm IIIに比べ、格段に見やすいものになった『IBM WorkPad』。液晶はPalm IIIに比べ、格段に見やすいものになった



 WorkPadは、22日(現地時間)に米国で発表された、Palm Computing社の新製品、『Palm IIIx』に、先日日本で発表された『日本語版Palm OS ver.3』を搭載して、完全日本語化したもの。従来日本で販売されている『Palm III』との主な違いは、メモリーが倍の4MBになった、独立したI/Oスロットが用意された、液晶がコントラストの高い視認性の良いものになった、手書き認識エリアに“変換ボタン”が追加されたことなど。Palmシリーズの特徴であるレスポンスの良さは、日本語化において犠牲になっておらず、システムファームウェアのチューンナップにより、Palm IIIと比べ、今回のWorkPadはより高速になっているという。

 なお、Palm IIIxの日本語版は、スリーコムジャパン(株)からは発売されない。当分の間は日本IBMが日本で唯一のディストリビューターとなる。

付属のHotSyncクレードルに装着したところ付属のHotSyncクレードルに装着したところ



 価格はオープン価格。IBM PC Directでの販売価格は4万9900円。

製品名 IBM WorkPad
CPU Motorola MC68EZ328(Dragonball EZ)16MHz
メモリー 4MB(DRAM)、2MB(FlashROM)
ディスプレー 160×160ドットモノクロ
インターフェース シリアル、赤外線
サイズ 幅80×奥行き120×高さ18mm
重さ 162g
バッテリー 単4アルカリ乾電池×2
その他 内部I/Oスロット×1、HotSyncクレードル付属
OS 日本語版Palm OS ver.3
添付ソフトウェア Lotus EasySync、IBM IRSync、IBM IGN Dialer、学研 英和/和英辞書


【関連記事】スリーコム、Palm OSの日本語版を開発。『Palm III』後継バージョンのリリースを示唆
http://www.ascii.co.jp/ascii24/call.cgi?file=issue/990203/hard08.html

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