インフォテリア(株)は24日、XML処理エンジン『iPEX 2.0(アイペックス)/COM対応版』を発表した。価格は40万円からで、同日に出荷を開始した。
同製品は、W3CのXML 1.0勧告、DOM Level 1勧告、XML Names勧告などの標準仕様に準拠したXML処理エンジン。Visual
BasicやASP(Active Server Pages)などで、XML対応ソフトを開発する際に、COM(Component
Object Model)対応ライブラリーとして利用できる。今回のバージョンアップでは、XMLデータのスタイル付けや構造変換を行なうための標準仕様“XSLT
1.0勧告”や、XSLTやXPointerでXMLデータ内の指定を行なう標準仕様“Xpath
1.0勧告”などに対応した。対応OSは、Windows 95/98/NT 4.0/2000。Visual Basic
6.0以降で動作する。
また、同社は本発表に併せて、同社と三井物産(株)が業務提携し、iPEXをベースにしたカーナビ向け製品の開発と販売を共同で行なうことに合意したと発表した。これは、通信可能なカーナビの開発で、電子地図を取り扱うエンジンとしてiPEXを利用するというもの。このカーナビは、GIS(地理情報システム)向けに拡張したXMLプロトコル“G-XML”に準拠し、駐車場情報、タウン情報、レストラン情報、観光案内などの最新情報を通信で取得し、電子地図上に表示できるという。
