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AKIBAX2000が開幕!――さわって試せる展示が盛りだくさん、お得なクーポンも配布中

2000年07月21日 00時00分更新

文● 編集部 鹿毛正之

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20日から23日までの4日間、東京・秋葉原の駅前広場にて“AKIBAX2000 インターネット ショー in 秋葉原”が開催されている。パソコンメーカーやモバイル関連メーカーなど約30社がブースを出展し、各社の最新製品やサービスの紹介を行なっている。入場は無料。

開催初日の20日は梅雨明けの好天にも恵まれ、多数の来場者が会場に詰め掛けていた。入場者には秋葉原の各ショップで利用できるクーポンブックが配布されるほか、各ブースでは様々なノベルティーグッズを配布しているとあって、会場内は熱い熱気で包まれていた。

JR秋葉原駅前広場で開催中の“AKIBAX 2000”
JR秋葉原駅前広場で開催中の“AKIBAX 2000”



入場者には、このクーポンブックと公式ガイドブックが無料配布される。この週末に秋葉原でお買い物をするのなら、AKIBAXは絶対に外せないぞ!入場者には、このクーポンブックと公式ガイドブックが無料配布される。この週末に秋葉原でお買い物をするのなら、AKIBAXは絶対に外せないぞ!



秋葉原で株取引を仮想体験しよう

メインエントランスから入場して目の前に広がるブースが、ネット証券会社が軒を連ねる“ネットトレーディングコーナー”だ。マネックス証券(株)や日興ビーンズ証券(株)など話題のネット証券5社が集まっており、ネット株取引の入門ガイドなどを実演している。各社の申し込みキットも配布してるので、株式に興味がある人はぜひ足を運んでおきたいところだ。

秋葉原に証券会社のブースが出展していても、違和感を感じない時代になった
秋葉原に証券会社のブースが出展していても、違和感を感じない時代になった



自分の声でチャット、テレビCMで話題のch@bを体験

特別協賛企業としてAKIBAXに参加しているイサオ・ドット・ネットは、“声が出ちゃうインターネット”のキャッチフレーズでおなじみの“ch@b(ちゃぶ)”の体験コーナー“ISAO ZONE”をオープンしている。

パソコンのみならずドリームキャストからでも利用できるch@bとあって、ブース内にはマイク付きのドリームキャストとパソコンが勢ぞろい。会場ではイサオ・ドット・ネットの入会用CD-ROMも無料配布されているので、ch@bの面白さを実感したら、すぐに自宅で試してみることも可能だ。

ISAO ZONEでは、インストラクターのお姉さんがch@bの利用法を伝授してくれる。また、先着5000名を対象にドリンクも振る舞われるので、あらかじめ秋葉原振興会の加盟店でドリンク券をゲットしておこう
ISAO ZONEでは、インストラクターのお姉さんがch@bの利用法を伝授してくれる。また、先着5000名を対象にドリンクも振る舞われるので、あらかじめ秋葉原振興会の加盟店でドリンク券をゲットしておこう



PocketPCとソニー製Palmが展示、カシオのPocketPCは本邦初公開!

カシオ計算機(株)のブースには、PocketPC『CASSIOPEIA EM-500』(英語版)がデモ展示されている。カシオによると、AKIBAXでの展示は一般ユーザーを対象にした展示としては日本初とのこと。5色のバリエーションが展示されており、20日の時点では2台のEM-500が触って試せるようになっていた。実際に操作してみると応答が非常に早く、ほとんどの操作でストレスを感じないことが実感できる。

PocketPCは東京ビッグサイトの“21世紀夢の技術展(夢テク)”でも展示されているが、夢テクが入場料1000円なのに対し、AKIBAXは入場無料。この週末はAKIBAXでひと足早くPocketPCを体感しておきたいところだ。

カシオブースに展示されているPocketPC『CASSIOPEIA EM-500』(英語版)。液晶画面の表示が非常に鮮明なことが印象的だった
カシオブースに展示されているPocketPC『CASSIOPEIA EM-500』(英語版)。液晶画面の表示が非常に鮮明なことが印象的だった



ソニーのブースでは、PocketPCと並んで話題のPDA『PEG-S500C』が展示されている。ただ、こちらはデモ展示でなく、箱に入った実物を眺めるだけ。Palm準拠のPDAとして注目されているが、画面表示を確認できないのは残念だ。

ソニーではこのほか、20日発売の動画編集ソフト『ムービーシェーカー』のデモを大々的に行なっている。画像に強いソニーとあって、デジカメやデジタルビデオカメラの展示も数多く、ムービーに強いと言われるVAIOを前面に押し出した格好だ。

ソニーのブースに鎮座ましましていた『PEG-S500C』、手に取れないのが残念なところ
ソニーのブースに鎮座ましましていた『PEG-S500C』、手に取れないのが残念なところ



むしろVAIOブースと呼んだほうがしっくり来る感じのソニーブース。来場者をマビカで撮影し、画像をその場で編集してみせるサービスも行なっている
むしろVAIOブースと呼んだほうがしっくり来る感じのソニーブース。来場者をマビカで撮影し、画像をその場で編集してみせるサービスも行なっている



インターネットを実体験! NECの121ware.comもお目見え

日本電気(株)のブースでは、18日にサービスを開始したばかりのウェブサイト“121ware.com(ワントゥワンウェア・ドット・コム)”をアピールしていた。ブース内にはインターネットに接続したパソコンを用意し、実際に121ware.comのサービスが体験できるようになっている。ショッピング機能も充実しているとあって、話題の電子商取引(Eコマース)を試してみるには絶好のチャンスだろう。

121ware.comのデモ。“ショッピングでの商品ご購入はご遠慮ください”という注意書きが微笑ましい
121ware.comのデモ。“ショッピングでの商品ご購入はご遠慮ください”という注意書きが微笑ましい



松下電器産業(株)のブースでは、Eメール端末『KX-FE841(POCKET・E)』を展示している。20日に発売される最新機種で、SDメモリーカードに対応しているのが特徴。また、DDIポケットのH"を接続することで64kbpsでの通信を行なうことが可能だ。ディスプレーも前モデルがモノクロ8階調だったのに対し、256色カラー液晶にグレードアップしている。このほか、インターネットに接続可能なカーナビの“ネットワークでるナビ”『KX-GA33』もデモ展示されている。

松下のEメール端末『KX-FE841(POCKET・E)』
松下のEメール端末『KX-FE841(POCKET・E)』



お子様向けから大人向け(?)まで、展示はもりだくさん

インテル(株)のブースでは、パソコンに接続して使用するデジタル顕微鏡『Intel Play QX3コンピュータマイクロスコープ』を体験することができる。インテルのデジタル・トイ“Intel Play”製品の第一弾として発売された同製品は、USB接続で電源要らず。ノートパソコンと一緒に戸外に持ち出して、夏休みの実験観察にも利用することができる。

AKIBAX会場のブースでは、デモ向けの専用プレパラート(?)に収められた試料を用意しており、最大で200倍という高倍率を自分の目で確かめることが可能だ。小さな子供でも楽しめるデモなので、家族連れで秋葉原に来ても、子供が退屈しないというメリットもある。

インテルの『Intel Play QX3コンピュータマイクロスコープ』
インテルの『Intel Play QX3コンピュータマイクロスコープ』



本当は“撮影禁止”のはずのAKIBAXだが、なぜかカメラを構えた入場者が少なくない。それのそのはず、各ブースでは照りつける日差しの中、艶やかな姿のコンパニオンがノベルティーを配ったり、実演デモを行なったりしているのだ。クーラーが効いた屋内の展示会とは違い、汗を流しながら入場者に声を掛ける彼女たちの姿を見れば、コンパニオンに対する見方を一変させる人も多いのではないだろうか。

ステージショーに群がるカメラ小僧の大群。デジカメの比率が高いのは秋葉原ならでは?
ステージショーに群がるカメラ小僧の大群。デジカメの比率が高いのは秋葉原ならでは?



この日、人を一番集めていたのがNTTドコモ(株)のブース。ノースリーブにミニスカという出で立ちは他のブースでも珍しくないのだが、ドラマ仕立ての実演デモをきっちりとこなしていたのはNTTドコモだけだった。

同社ブースでは様々な携帯端末を紹介していたが、中でも目立っていたのがワンダースワン用のインターネット接続キットである『ワンダーゲート』。何度も発売が延期され、やっと実物が登場したという代物だ。携帯電話キャリアが発売するだけあって、信頼性は抜群。ワンダーゲートを使いたいがために、携帯電話のキャリアをドコモに乗り換えるユーザーも出てくるかもしれない。

携帯電話を接続した『ワンダーゲート』。専用の携帯端末と言われても違和感がないデザインは秀逸
携帯電話を接続した『ワンダーゲート』。専用の携帯端末と言われても違和感がないデザインは秀逸



BSデジタルシアターは沖縄サミット一色

会期が沖縄サミットと重なるとあって、BSデジタル体験シアターでは沖縄関連のコンテンツが紹介されていた。BSデジタル放送では、通常のテレビ画面に加え、インタラクティブな番組を提供することが可能だ。会場のデモでは、テレビ放送を放映しながら、九州沖縄サミットに関する情報を提供。“沖縄サミットクイズ”のような視聴者参加型のコンテンツを実演していた。

BSデジタル放送のデモでは、クイズなどインタラクティブなデモが用意されている
BSデジタル放送のデモでは、クイズなどインタラクティブなデモが用意されている



AKIBAX会場内のメインステージでは、22日と23日の両日に渡って“放送開始まであとわずか! BSデジタルスペシャルステージ”を開演。BSデジタルの概要がたちどころに理解できるプログラムを用意している。

このほか、メインステージでは、月刊アスキーの遠藤編集長が出演する“モバイルの未来”(23日11時30分)や、チャリティーオークション(23日17時)などのプログラムが実施される予定だ。

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