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日通工、タッチパネルで操作する多目的ネットワークターミナル『Addシリーズ』にブラウザー搭載機を追加と発表

2000年07月18日 00時00分更新

文● 編集部

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日通工(株)は17日、多目的ネットワークターミナル『Addシリーズ』にブラウザー機能搭載機種を追加すると発表した。アナログ回線用の『アドキング モデムタイプII』(V.34モデムタイプ)とデジタル回線用の『アドクィーン』(ISDNタイプ)は20日に発売を予定し、価格はそれぞれ14万2000円からと15万円から。LAN用の『アドジャック LANタイプII』 は9月1日に発売を予定し、価格は18万円前後になる予定。同機種により、インターネットやイントラネットを介して、ブラウザーを使用した小売店と卸会社間の商品案内/商品検索/情報検索などのサービスが可能になるという。

多目的ネットワークターミナル『Addシリーズ』
多目的ネットワークターミナル『Addシリーズ』



ブラウザー機能により、専用のアプリケーションソフトとブラウザーを組み合わせた機能を提供できるようになる。ブラウザーは、ウェブページの閲覧機能と電子メール機能を搭載する。ウェブページの閲覧機能は、HTML3.2に準拠し(一部制限あり)、GIF/JPEG形式の画像データを表示できる。URLの履歴やブックマークも30件ずつ登録できる。メールの送受信プロトコルにはSMTP/POP3を採用する。メールの送受信履歴を30件ずつ保存でき、1メールにつき10件までファイルを添付できる。30件保存できるアドレス帳機能も搭載する。添付ファイルを表示する機能は搭載されていない。ブラウザー機能を使用するには、16MB以上のコンパクトメモリーカードが必要となる。ブラウザー上で内蔵プリンターが使用できないなど、接続機器によってはブラウザー上での使用制限などがあるという。

Addシリーズは、8インチのカラータッチパネル(STNカラー液晶ディスプレー)を搭載する。キーボードレスで、タッチパネルをガイダンスに従ってタッチするだけで操作できるという。用紙幅が80mmのラインサーマルプリンターも搭載する。サイズは幅250×奥行き209×高さ107mm、重量は約1.6kg。オプションで、磁気カードリーダー、ICカードリーダー、電話機などを装備して出荷できる。RS-232C(2チャンネル)やバーコード読み取り用スキャナーに接続できるシリアルTTL(1チャンネル)などのインターフェースを装備する。外部接続機器についてはドライバーの開発が必要となる。リアルタイムマルチタスクの汎用OS(OS-9)、標準で2MBのユーザーメモリーを搭載し、メモリー増設も可能。CTI端末やサーバーに接続したクライアントとしての使用が可能。アプリケーションソフト開発支援ツールを用意している。

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