(株)ビー・エイチ・エーは17日、東日本電信電話(株)の開発した音楽圧縮技術“TwinVQ
高速版モジュール”のライセンスの提供を受け、同技術を実装したCD-R/RWライティングソフト『B's
Recorder GOLD for Windows Ver.1.75』を7月末に発売すると発表した。マイナーバージョンアップのため、店頭パッケージ製品(価格は1万2800円)ならびにOEM製品の入れ替えはせずに、ランニングチェンジとなる。
既存ユーザーへは同時期に同社のホームページで無償アップデータによるバージョンアップサービスを行なう。
“TwinVQ 高速版モジュール”は、Pentium III/Celeronに搭載されているSSE命令や、Athlon/K6-2/K6-3に搭載される3DNow!テクノロジ―に対応して、従来の“TwinVQ”*よりも最高2倍高速なエンコードが行なえる技術。これを実装したことにより『B's
Recorder GOLD Ver.1.75』は、音楽CDからTwinVQフォーマット(.VQF)へダイレクト変換を行ない、TwinVQファイルを同ソフトに登録、音楽CDフォーマットでの書き込み、TwinVQサウンドのデジタル再生が行なえるようになる。また、AutoPlayCD作成機能で、TwinVQファイルとB'sPlayerを書き込むと、CD1枚に約200曲入りのTwinVQ-CDが作成できる。
- ビーエイチエー *TwinVQ:NTTサイバースペース研究所が開発した高品質音声圧縮技術で、CD並みの高音質を維持しながら1/18程度(MP3の2倍の圧縮率)に圧縮できる。国際標準MPEG-4/Audioに採用されている。