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AAiなど、クレジットカード決済代行サービスなどを発表

2000年07月17日 00時00分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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インターネット接続サービスの(株)エー・エー・アイ(AAi)は17日、英WorldPay社、(株)イー・ジー・コムサイト、仏4D社と共同で、中小の電子商取引事業者をターゲットとしたECウェブサイト構築支援サービス“inter-value”を9月1日より提供すると発表した。“inter-value”では、WorldPay社のクレジットカード決済代行サービス、イージー・コムサイトのECウェブサイト構築ソフト、4D社のデータベースソフト『4th Dimension』をベースに、クレジットカード決済代行サービス“i通貨システム”および、9ヵ国語対応のECウェブサイト構築ツール『EZ-ComSite』の2サービス(製品)を販売/配布する。

パートナー各社の代表に囲まれるAAi代表取締役社長の横田光弘氏。同社は、ソフトウェア開発、総合情報処理サービスの(株)MKCスタットのグループ会社で、社名の“AAi”は“All Asia Internet”の略
パートナー各社の代表に囲まれるAAi代表取締役社長の横田光弘氏。同社は、ソフトウェア開発、総合情報処理サービスの(株)MKCスタットのグループ会社で、社名の“AAi”は“All Asia Internet”の略



“i通貨システム”は、クレジットカード決済をECウェブサイトに導入するための手続きを、英National Westminster銀行の子会社であるWorldPay社が一括して代行するというもの。事業主は、一度WorldPay社に申請審査を行なうことで、VISA/MASTERなど主要クレジットカードによる決済サービスをECウェブサイトに導入することができる。この審査は、WorldPay社が独自に定める基準によるもので、審査にかかる時間は最短で48時間。過去の欧米における実績では、申請者の90パーセント以上が通貨しているという。

また、同決済システムは、多通貨に対応しているという特徴を持っている。ユーザー側は、世界160ヵ国の通貨での支払いができ、EC事業者側は、円やドルなど予め設定しておいた5通貨で売上げ代金を受け取ることができる。サービス料金は、年会費3万円(サービス加入料込み)と、販売額の6.5パーセントとなっている。

一方『EZ-ComSite』は、4D社のデータベースソフト『4th Dimension』をベースにしたECウェブサイト構築ツールで、決済は“i通貨システム”を採用している。EC事業者は、9ヵ国語に対応したECウェブサイトをウィザード方式で短期間で構築できるという。対応OSは、Windows 95/98/NT4.0/2000およびMacintoshで、無償で配布される。

AAi代表取締役社長の横田光弘氏によれば、サッポロビール(株)販売子会社の(株)恵比寿ワインマートが既に同システムの導入を決定しているほか、大手・中堅クラスで5社、それ以外で5社と交渉中という。8月に営業活動を開始し、新聞やインターネット上に広告を掲載するほか、EC事業者を対象とした事業説明会を開催する予定という。

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