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沖電気、歌唱機能などを追加した音声合成エンジン『SMARTTALK Version3.0』を発売

2000年07月17日 00時00分更新

文● 編集部

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沖電気工業(株)は17日、ソフトウェア単体で音声合成処理を行なうテキスト音声変換エンジン『SMARTTALK(スマートトーク)』の最新版『SMARTTALK Version3.0』の販売を開始すると発表した。出荷は7月末に開始する予定。価格は1万2800円。対応OSはWindows 95/98/NT/2000。システムへ組み込んで再販売するためのライセンス契約も用意している。

同製品は、従来のテキスト読み上げ機能に歌唱機能を追加した。歌唱ユーティリティーにより、五線譜に音符と歌詞を割り当てるだけでパソコンに歌を歌わせることができる。MIDIファイルのインポートも行なえる。歌唱合成音はスピーカー/Waveファイルに出力できるほか、歌詞と音符から構成される歌唱データとして保存できる。テキスト音声合成と歌唱合成を組み合わせたアプリケーションの作成も可能という。

従来からの合成方式“波形重畳法”に加え、大量の自然音声の韻律を解析してモデリングする“自然韻律モデル”と、ピッチ(声の高さ)を細かく制御してより肉声に近い合成音を提供する“新ピッチ制御方式”を搭載し、さらに自然で明瞭な読み上げを実現するという。

高域強調/エコー/ロボットボイスなどの音響効果機能により、さまざまな声色の出力が可能になった。地名/人名/コンピューター用英単語の3種類の辞書を追加。ユーザー辞書への登録にはCSVファイルからのインポート機能も搭載する。日付/時間/電話番号などの省略記述文に対応し、ローマ字読みと英語読みの自動判別設定も行なえる。出力データフォーマットとして、従来のPCMに加え、A-Lawとμ-Lawの2フォーマットに対応する。

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