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イーコラボレーション、TBSラジオ&コミュニケーションズ、ダイヤモンド社と協力し、ラジオ、紙媒体と連動した“ゆったり.com”をスタート

2000年07月14日 00時00分更新

文● 編集部 井上猛雄

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イーコラボレーション(株)は13日、(株)TBSラジオ&コミュニケーションズ、(株)ダイヤモンド社と協力し、ラジオ、紙媒体と連動した新しいメディアミックスタイプのWebサイト“ゆったり.com”を本格的にスタートすると発表した。

“ゆったり.com”は、旅館を中心に宿や旅の情報を提供する日本旅館専門サイト。同サイトのプロジェクト“日本ゆったり倶楽部”に登録されている508件(7月13日現在)の旅館をインターネットで検索して予約できる。

予約検索システム『マイリザベーション21』は、人(女将、支配人)、湯(温泉、風呂)、食(食事)、景(眺望)、薦(お薦めプラン)、\(利用日、予算)、処(所在地)、遊(近隣施設)、楽(館内施設)というカテゴリーに分けられ、その中から様々な条件やキーワードで条件を絞り込んで、自分に合ったこだわりの旅館を見つけ出せるもの。


“ゆったり.com”のサイト。さまざまな条件で、こだわりの旅館を見つけ出せる。

検索した内容は、お気に入りリストに登録でき、ダイレクトに宿泊の予約も可能。宿泊を予約する際には、部屋のタイプ、料理内容の選択、食事をどこでとるか、オプションサービスの選択などの項目をカスタマイズでき、自分だけの予約プランを組みたてられる。

また、客にポイントを還元する『ふるさとマイレージ』と、全国の物産や特産品を販売するECサイト『ふるさと楽市』(秋開始予定)もスタートする。これは、日本ゆったり倶楽部の加盟旅館に宿泊した客に対して、宿泊金や商品購入料の1部を還元するもの。貯まったポイントは、日本ゆったり倶楽部で扱う、宿泊を含めたすべての商品と交換できる。このポイントシステムは他社が運営するポイントシステムとの乗り入れも検討している。

このサイトの大きな特徴として、メディアミックスタイプのWebサイトという点も挙げられる。(株)TBSラジオ&コミュニケーションズ、(株)ダイヤモンド社と協力し、インターネットとの相乗効果を狙う。

(株)TBSラジオ&コミュニケーションズは、TBSラジオ“中村尚登のニュースプラザ”(土曜5時30分から、日曜6時30分から)の中で、土曜日の1コーナー“湯ったり倶楽部”で同サイトの情報を紹介する。毎回、旅館の女将やホテルのマネージャーが出演、温泉と周辺の観光ガイドを務める。同番組サイトから紹介した旅館などの予約もできるようになっている。

パーソナリティーを務める中村尚登氏は、今回のメディアミックスによる連動コーナーについて、「まず、私が温泉が大好きだったことがある(笑)。ラジオは人と人のふれあいや優しさを持ったメディアだ。そこに温泉という超アナログなものを結び付け、さらにインターネットと連動するという企画に魅力を感じた」という。


左から、TBSラジオ&コミュニケーションズの中村尚登氏、同メディア局長の藤井彰氏。イーコラボレーションの代表取締役、篠原元文氏。ダイヤモンド社、編集局長の松空哲生氏、田代真人氏



記者発表会では、着物姿の“ゆったりガール”?!も登場し、アナログな雰囲気を醸し出していた


また、ダイヤモンド社は同サイトと連動した季刊誌『e-温泉の歩き方』を6月28日に創刊した。これは、サイトにある宿情報を中心に、さまざまな旅情報を提供する雑誌。

ダイヤモンド社の『e-温泉の歩き方』、田代真人編集長は、「雑誌に載っている宿をみて、興味を持った宿をすべてインターネットで調べられるという安心感と、Webサイトでは得られない雑誌の一覧性というメリットを活かす」と、新雑誌創刊の意気込みを語った。なお、この雑誌は年4回発行される予定。


ダイヤモンド社の『e-温泉の歩き方』


ラジオ、雑誌ばかりではなく、テレビなども含めたさまざまなメディアの特性を活かせば、コラボレーションの相乗効果により、さまざな展開ができるようになるだろう。今後、インターネットの発展によって、こういったメディアミックス型の連動企画はますます増えていくと考えられる。

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