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NEC、次世代高機能ICカードを社員証に適用と発表

2000年07月14日 00時00分更新

文● 編集部

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日本電気(株)は14日、同社が新規に開発した高機能ICを使用し、マルチアプリケーションカードOSを搭載した次世代高機能ICカードを社員証に適用すると発表した。同社員証は、2001年3月に約4万人の全社員へ配布する予定。これにより、社員の電子認証を実現し、社内ネットワークのセキュリティーを強化するとともに、各種決裁手続きの電子化/ペーパーレス化などを推進する。また、(株)住友クレジットサービスとの提携により、社員証にクレジット機能(住友VISAカード)を加えるなど、社員証の多機能化を進めていくという。

同ICカードには、高い暗号処理性能と豊富なメモリー容量などを有する32bit高機能ICチップを採用する。カードOSとしてJavaCard R2.1準拠のJavaCardOSを搭載し、カードを使用した複数のサービス(アプリケーション機能)の提供を可能としている。これらにより、発行後もサービスの追加/更新/削除が可能となる。

ICチップ内には、個人の電子証明書/秘密鍵を搭載し、ネットワークにおける社員の個人認証を実現し、社員以外の社内ネットワークへの不正アクセスを防止するという。電子メールを暗号化し、情報セキュリティーを強化する。指紋認証機能を特定の社員に追加することも可能。個人認証のシステム構築には同社製ソフト『Carassuit』を採用している。

なお、同社員証のノウハウを活かし、顧客に対しても、“iBestSolution/SmartCardGlobe”の1つとして、社員証ソリューションを提供するという。

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